ロングボールを蹴る相手に対し、勇気を持ってラインを上げられるか。

イラン戦でも攻守の要として存在感を放った遠藤。果たしてイラク戦のピッチに姿を見せるのか。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

大会も終盤に入り、負傷者が増えてきたチームだが、表情は明るい。五輪出場へあと1勝をもぎ取りたい。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)
イラクで要注意プレーヤーとして名が挙がるのが、UAEとの準々決勝で途中出場から2ゴールの起点となった長身FWのA・フセインだ。
ただし、CBの岩波は北朝鮮戦などロングボールを主体としたチームとここまで戦ってきたため、「高さにはある程度対応ができる」とし、逆に小回りが利く選手の方が厄介だと話す。
両サイドハーフを務める10番のホスニとA代表にも名を連ね“イラクのメッシ”と評される11番のフマムのふたりが、タイミング良く前線の長身FWに絡んでくる展開には注意が必要だ。
また、岩波とコンビを組むCBの植田は、イラクのロングボールに対して、次のように対策を語る。
「相手は結構蹴ってくると思うので、そこはコンパクトにしないとセカンドボールを拾えない。僕たちディフェンスラインが勇気を持って上げていきたい。ただ、それは(これまでの)試合でできている部分なので、明日もしっかりとやれれば大丈夫だと思います」
グループリーグ初戦の北朝鮮戦では相手のロングボールに対して、ズルズルとラインが下がり、押し込まれる展開が増えてしまったが、反省を活かしてイラク戦に臨みたいところだ。
手倉森監督は試合展開については、「慎重になれば120分を戦う覚悟をしなければいけないが、思い切り積極的に出られれば90分のうちに点を取って勝てるとも感じています。ここまではいろいろなことに耐えながら、ドキドキハラハラの痺れる試合を提供してきましたが、準決勝、決勝をすっきり勝てば、オリンピックに出て不思議じゃないチームだとみんなに認めてもらえると思います」と語る。
果たして手倉森ジャパンはここまでの勢いを活かして、リオ五輪の出場権を勝ち取れるのか。3位決定戦にもつれれば厄介極まりない相手となるだけに(開催国のカタールもしくは韓国と対戦)、ただ前だけを見つめて準決勝に臨みたい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
ただし、CBの岩波は北朝鮮戦などロングボールを主体としたチームとここまで戦ってきたため、「高さにはある程度対応ができる」とし、逆に小回りが利く選手の方が厄介だと話す。
両サイドハーフを務める10番のホスニとA代表にも名を連ね“イラクのメッシ”と評される11番のフマムのふたりが、タイミング良く前線の長身FWに絡んでくる展開には注意が必要だ。
また、岩波とコンビを組むCBの植田は、イラクのロングボールに対して、次のように対策を語る。
「相手は結構蹴ってくると思うので、そこはコンパクトにしないとセカンドボールを拾えない。僕たちディフェンスラインが勇気を持って上げていきたい。ただ、それは(これまでの)試合でできている部分なので、明日もしっかりとやれれば大丈夫だと思います」
グループリーグ初戦の北朝鮮戦では相手のロングボールに対して、ズルズルとラインが下がり、押し込まれる展開が増えてしまったが、反省を活かしてイラク戦に臨みたいところだ。
手倉森監督は試合展開については、「慎重になれば120分を戦う覚悟をしなければいけないが、思い切り積極的に出られれば90分のうちに点を取って勝てるとも感じています。ここまではいろいろなことに耐えながら、ドキドキハラハラの痺れる試合を提供してきましたが、準決勝、決勝をすっきり勝てば、オリンピックに出て不思議じゃないチームだとみんなに認めてもらえると思います」と語る。
果たして手倉森ジャパンはここまでの勢いを活かして、リオ五輪の出場権を勝ち取れるのか。3位決定戦にもつれれば厄介極まりない相手となるだけに(開催国のカタールもしくは韓国と対戦)、ただ前だけを見つめて準決勝に臨みたい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)