新潟Lが苦闘の昨季、川澄の“激励”が励みに
川澄とは盟友である上尾野辺は、武蔵丘短大を卒業後の2006年に新潟Lに加入。ルーキーイヤーからスタメンに定着すると、3年目からは10番を背負い、大黒柱として活躍してきた。“新潟L一筋”で、23-24シーズンには在籍18年目を迎える。
なでしこリーグ時代には4度の皇后杯準優勝や、リーグ戦での3位などの実績がある新潟Lだが、WEリーグでの1季目は8位、昨季は10位に終わっている。苦しい戦いのなかで、上尾野辺は川澄からの“激励”があったと明かす。
――◆――◆――
――上尾野辺選手は、移籍を考えたことはなかったのでしょうか?
上尾野辺 他のチームから、オファーをいただいた時期はありました。でも正直、新潟を上回る魅力はなかったです。また、皇后杯の決勝で負けてタイトルを逃したり、悔しい思いをしている分、次の年に懸けたいという思いが強くて。
それで、「次の年にもう一回やろう」みたいな感じでしたね。皇后杯で4回、準優勝しましたが、決勝で負けた相手はすべて(川澄がいた)INAC神戸(レオネッサ)です。
――新潟Lは昨年、11チーム中10位。特に前半戦は1勝にとどまっていました。
上尾野辺 あれだけ勝てない時期は、自分でも初めてでした。「どうしていいか分からない」というか…。もちろん、勝てない時期はシーズン中にあるもの。いつもならば「どうにかなるだろう」という感じではあったんですけど、まあ、昨シーズンに関しては、「ちょっと打開策がない」という思いがありました。でも…、ね(笑)。
川澄 その時に、私がいたチームが相当な連敗をしていたんですよ(笑)。
なでしこリーグ時代には4度の皇后杯準優勝や、リーグ戦での3位などの実績がある新潟Lだが、WEリーグでの1季目は8位、昨季は10位に終わっている。苦しい戦いのなかで、上尾野辺は川澄からの“激励”があったと明かす。
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――上尾野辺選手は、移籍を考えたことはなかったのでしょうか?
上尾野辺 他のチームから、オファーをいただいた時期はありました。でも正直、新潟を上回る魅力はなかったです。また、皇后杯の決勝で負けてタイトルを逃したり、悔しい思いをしている分、次の年に懸けたいという思いが強くて。
それで、「次の年にもう一回やろう」みたいな感じでしたね。皇后杯で4回、準優勝しましたが、決勝で負けた相手はすべて(川澄がいた)INAC神戸(レオネッサ)です。
――新潟Lは昨年、11チーム中10位。特に前半戦は1勝にとどまっていました。
上尾野辺 あれだけ勝てない時期は、自分でも初めてでした。「どうしていいか分からない」というか…。もちろん、勝てない時期はシーズン中にあるもの。いつもならば「どうにかなるだろう」という感じではあったんですけど、まあ、昨シーズンに関しては、「ちょっと打開策がない」という思いがありました。でも…、ね(笑)。
川澄 その時に、私がいたチームが相当な連敗をしていたんですよ(笑)。
上尾野辺 それが、励みになりました(笑)。
川澄 「大丈夫、うちのチームのほうが、もっと連敗しているから。今、最下位だから」って(笑)。
上尾野辺 そんなに、頻繁に連絡を取っていたわけではないのですが、たまたま。
川澄 あまりにひどい時は「どうした?」って(笑)。
上尾野辺 だから、この時期は本当に悔しいというか、本当に難しかったです。
――第16節のINAC神戸戦(1-0)以降は、3勝2分1敗でした。どのような変化があったのでしょうか?
上尾野辺 うーん。守備を徹底して、というか。ゴール前を固めて「少ないチャンスを、モノにできれば」みたいなサッカーになってしまっていたとは思うんですけど。それが、上手くいったのかなと。セットプレーで得点して、しっかり守るという戦い方だったと思います。見事に上手く行きました。
川澄 「大丈夫、うちのチームのほうが、もっと連敗しているから。今、最下位だから」って(笑)。
上尾野辺 そんなに、頻繁に連絡を取っていたわけではないのですが、たまたま。
川澄 あまりにひどい時は「どうした?」って(笑)。
上尾野辺 だから、この時期は本当に悔しいというか、本当に難しかったです。
――第16節のINAC神戸戦(1-0)以降は、3勝2分1敗でした。どのような変化があったのでしょうか?
上尾野辺 うーん。守備を徹底して、というか。ゴール前を固めて「少ないチャンスを、モノにできれば」みたいなサッカーになってしまっていたとは思うんですけど。それが、上手くいったのかなと。セットプレーで得点して、しっかり守るという戦い方だったと思います。見事に上手く行きました。