悔しさを味わった夏は、飛躍の夏に
起きてしまったことはもう消すことはできない。大事なのは、あのシーンを経験してからのリバウンドメンタリティにある。
「負ける悔しさをこれでもかと感じて、『もう負けたくない』という気持ちを強く持っています。試合に勝つことはもちろんですが、守備の部分で相手に絶対に屈しない、失点をしないことに対する執念というか、絶対にやらせないという気持ちを、これまで以上に強く持たないといけないと思っています。もちろん、頭は冷静にして、ビルドアップの技術とキックの質にこだわってトレーニングしています。もうあの思いはしたくはありません」
和倉での小泉の表情は非常に引き締まっていた。キャプテンの山本がU-17日本代表の活動で不在だったこともあり、試合でも声を出して周りを鼓舞しながら、ディフェンスリーダーとして力強くチームを牽引していた。
これからプレミアリーグEAST後期や選手権予選に向けて、歩みを止めている時間はない。プレミアEASTでは首位を走り、2冠という目標が明確にある。
「負ける悔しさをこれでもかと感じて、『もう負けたくない』という気持ちを強く持っています。試合に勝つことはもちろんですが、守備の部分で相手に絶対に屈しない、失点をしないことに対する執念というか、絶対にやらせないという気持ちを、これまで以上に強く持たないといけないと思っています。もちろん、頭は冷静にして、ビルドアップの技術とキックの質にこだわってトレーニングしています。もうあの思いはしたくはありません」
和倉での小泉の表情は非常に引き締まっていた。キャプテンの山本がU-17日本代表の活動で不在だったこともあり、試合でも声を出して周りを鼓舞しながら、ディフェンスリーダーとして力強くチームを牽引していた。
これからプレミアリーグEAST後期や選手権予選に向けて、歩みを止めている時間はない。プレミアEASTでは首位を走り、2冠という目標が明確にある。
「インターハイは負けたあとも見ていました。正直、明秀日立は静岡学園と僕らに勝って、そのあとのモチベーションはすごく持っていきづらいのではないか、消耗もあるんじゃないかなと思っていたんです。でも、彼らにはものすごく大きな底力があって、優勝まで登り詰めた。
そこはもう驚きでした。守備面でかなり堅かったし、僕らよりハードワーク、球際をやっていた。特に守備のリスクマネジメント、切り替えはもっともっと突き詰めてやらないといけないということを明秀日立には教えてもらいました。
あらゆる面で勉強になったというか、僕らも彼らを参考にしないといけないと思っています。青森山田の守備の3原則である『球際、切り替え、ハードワーク』という初心にもう一度立ち返って、やるべきことをきちんとやれる選手になりたいと思っています」
この言葉を聞いて、彼は間違いなくここから成長すると感じた。相手をきちんとリスペクトし、学ぶ姿勢を持っているからこそ、自分のミスの悔しさやプレーの反省に真摯に向き合うことができる。それこそがリバウンドメンタリティで、小泉にとって今後の大きな成長の礎となる。
ミスは勇敢に戦う者に起こり、その姿勢があるからこそ、ミスは大きな成長の源になる。大きな悔しさを味わった夏は、小泉にとって飛躍の夏になろうとしている。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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あらゆる面で勉強になったというか、僕らも彼らを参考にしないといけないと思っています。青森山田の守備の3原則である『球際、切り替え、ハードワーク』という初心にもう一度立ち返って、やるべきことをきちんとやれる選手になりたいと思っています」
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ミスは勇敢に戦う者に起こり、その姿勢があるからこそ、ミスは大きな成長の源になる。大きな悔しさを味わった夏は、小泉にとって飛躍の夏になろうとしている。
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