森脇の発信力や声掛けは「かなり助かる」
2017年の山雅はJ2で8位と、3位でJ1昇格プレーオフに参戦した2016年よりは振るわなかった。しかしながら、髙崎寛之(現・アンテロープ塩尻)が19ゴール、工藤浩平(現・栃木シティ)が8ゴールを挙げるなど、他クラブで停滞していた印象のあったベテランが再ブレイク。「選手は鍛え直せば成長できる」という事実も示したと言っていい。
「髙崎なんかはよくシュート練習にも付き合いましたけど、苦手な形を克服しようと、苦労しながらトライしていましたね。
彼はもともと鹿島や浦和にいた選手ですけど、『今までやってきたプライドを捨てなきゃいけない』というくらいの気持ちで山雅に来たのかなと思うので、ものすごく貪欲に取り組んでいました。自分を成長させようという勇気があったということでしょうし、その姿をみんなが間近で見ていた。チームにもたらした影響も大きかったと思いますね」と石丸監督を改めて敬意を表していた。
そういうケースは今の愛媛にもあるという。今年37歳になった森脇良太などは好例だろう。15年ぶりに戻ってきた昨季は8試合の出場にとどまっていたが、今季はここまで17試合に出場。ポジションもDFからボランチに変わり、より多彩な役割を担えるようになってきている。
ベテランの森脇&矢田旭のボランチコンビは対戦相手にとっても非常に嫌な存在になっているのは間違いない。「選手は年齢に関係なく成長できる」と石丸監督も実感しているという。
「髙崎なんかはよくシュート練習にも付き合いましたけど、苦手な形を克服しようと、苦労しながらトライしていましたね。
彼はもともと鹿島や浦和にいた選手ですけど、『今までやってきたプライドを捨てなきゃいけない』というくらいの気持ちで山雅に来たのかなと思うので、ものすごく貪欲に取り組んでいました。自分を成長させようという勇気があったということでしょうし、その姿をみんなが間近で見ていた。チームにもたらした影響も大きかったと思いますね」と石丸監督を改めて敬意を表していた。
そういうケースは今の愛媛にもあるという。今年37歳になった森脇良太などは好例だろう。15年ぶりに戻ってきた昨季は8試合の出場にとどまっていたが、今季はここまで17試合に出場。ポジションもDFからボランチに変わり、より多彩な役割を担えるようになってきている。
ベテランの森脇&矢田旭のボランチコンビは対戦相手にとっても非常に嫌な存在になっているのは間違いない。「選手は年齢に関係なく成長できる」と石丸監督も実感しているという。
「森脇にボランチをやらせているのは、彼が気配りや目配りに長けた選手だということが大きいですね。発信力も高いし、チームをよくしようと思っての声掛けもすごくやってくれる。僕らスタッフにしたら、かなり助かる。
実際、そこまで凄い技術がある選手じゃないかもしれないけど、周りの力を引き出してくれるんです。自分の調子とか、自分が出る・出ないに関係なく、周りを伸ばすように仕向けてくれる存在がいるかどうかは、かなり大きな要素。そういう意味で今季の森脇は頼もしいです」
ベテランを上手く使いながら、若い選手も育て、チームの総合力を高めていくというアプローチも反町監督譲りだろう。実際、山雅は2018年にJ2制覇を達成。2019年は2度目のJ1に挑戦しながら1年で降格してしまったが、前田大然(現・セルティック)や志知孝明(現・広島)、杉本太郎(現・ヴォルティス徳島)らが着実に成長していった。
その経験を糧に、今季の愛媛で「負けないしぶとい集団」を作り上げつつある石丸監督。豊富な経験がようやく大きく開花しようとしているのは確かだ。
※第2回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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実際、そこまで凄い技術がある選手じゃないかもしれないけど、周りの力を引き出してくれるんです。自分の調子とか、自分が出る・出ないに関係なく、周りを伸ばすように仕向けてくれる存在がいるかどうかは、かなり大きな要素。そういう意味で今季の森脇は頼もしいです」
ベテランを上手く使いながら、若い選手も育て、チームの総合力を高めていくというアプローチも反町監督譲りだろう。実際、山雅は2018年にJ2制覇を達成。2019年は2度目のJ1に挑戦しながら1年で降格してしまったが、前田大然(現・セルティック)や志知孝明(現・広島)、杉本太郎(現・ヴォルティス徳島)らが着実に成長していった。
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