敗戦のなかで洗い出した課題
WEリーグでは、マイナビ仙台レディースに所属し、昨季は中盤のフリーマンとして起用されることが多くなった。「やられそうだなというところ」にすすんで身を投じるため、三菱重工浦和レッズレディース、 INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ヴェルディベレーザのいわゆる「3強」との試合では、中盤の底まで下がる時間も長かった。
代表とは異なる位置でのプレーも、前向きに捉えていた。「ボランチがどんな気持ちでプレーしているか」「長野風花ならどうやるか」と、他ポジションの選手の気持ちを汲み取る機会として学びにつなげる。同時に、ゴールを狙う感覚を鈍らせることもなかった。それは、今大会でのパフォーマンスが証明している。
それでも「結果には満足していない」ときっぱり口にし、5得点も周囲の助けがあってこそ生まれたゴールと自己分析する。この日のスウェーデンのように、対戦相手にもマークされ、人をかけてこられるなかで、試合の流れを決定づける選手にならなければと、冷静に自分を俯瞰する。
代表とは異なる位置でのプレーも、前向きに捉えていた。「ボランチがどんな気持ちでプレーしているか」「長野風花ならどうやるか」と、他ポジションの選手の気持ちを汲み取る機会として学びにつなげる。同時に、ゴールを狙う感覚を鈍らせることもなかった。それは、今大会でのパフォーマンスが証明している。
それでも「結果には満足していない」ときっぱり口にし、5得点も周囲の助けがあってこそ生まれたゴールと自己分析する。この日のスウェーデンのように、対戦相手にもマークされ、人をかけてこられるなかで、試合の流れを決定づける選手にならなければと、冷静に自分を俯瞰する。
「身体能力の高い選手を相手にして、スピードをもっともっと上げたいです。切り替えのシーンで、もうひとつ相手を置き去りにするクイックネスな部分だったり、今日のスウェーデン戦の守備の対応であれば、カットインする選手に対して、もうひとつ寄せなければいけないというところだったり...。
身体能力、足の長さなどいろいろありますけれど、そういうなかでしっかりと戦っていかなければいけない世界。あと一歩のところで、もっともっと相手に怖さを与えられるように、そういうところを伸ばしていきたいと思います」
敗戦のなかで洗い出した課題を、今後の成長への糧として。一年後のパリ五輪へ向け、日本のスピードスターは、さらに成長を加速する。
取材・文●西森彰(フリーライター)
「極めてばかげたゴールだ!」スウェーデンの1点目に各国から冷ややかな声。母国メディアが伝える「先制点が嘲笑された」
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取材・文●西森彰(フリーライター)
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