• トップ
  • ニュース一覧
  • スウェーデン戦で突きつけられた現実。なでしこ宮澤ひなたがさらなる成長を誓う「もっと怖さを与えられるように」

スウェーデン戦で突きつけられた現実。なでしこ宮澤ひなたがさらなる成長を誓う「もっと怖さを与えられるように」

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2023年08月12日

敗戦のなかで洗い出した課題

身体能力の高い相手にも勝てるように。持ち前のスピードに磨きをかける。(C)Getty Images

画像を見る

 WEリーグでは、マイナビ仙台レディースに所属し、昨季は中盤のフリーマンとして起用されることが多くなった。「やられそうだなというところ」にすすんで身を投じるため、三菱重工浦和レッズレディース、 INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ヴェルディベレーザのいわゆる「3強」との試合では、中盤の底まで下がる時間も長かった。

 代表とは異なる位置でのプレーも、前向きに捉えていた。「ボランチがどんな気持ちでプレーしているか」「長野風花ならどうやるか」と、他ポジションの選手の気持ちを汲み取る機会として学びにつなげる。同時に、ゴールを狙う感覚を鈍らせることもなかった。それは、今大会でのパフォーマンスが証明している。

 それでも「結果には満足していない」ときっぱり口にし、5得点も周囲の助けがあってこそ生まれたゴールと自己分析する。この日のスウェーデンのように、対戦相手にもマークされ、人をかけてこられるなかで、試合の流れを決定づける選手にならなければと、冷静に自分を俯瞰する。
 
「身体能力の高い選手を相手にして、スピードをもっともっと上げたいです。切り替えのシーンで、もうひとつ相手を置き去りにするクイックネスな部分だったり、今日のスウェーデン戦の守備の対応であれば、カットインする選手に対して、もうひとつ寄せなければいけないというところだったり...。

 身体能力、足の長さなどいろいろありますけれど、そういうなかでしっかりと戦っていかなければいけない世界。あと一歩のところで、もっともっと相手に怖さを与えられるように、そういうところを伸ばしていきたいと思います」

 敗戦のなかで洗い出した課題を、今後の成長への糧として。一年後のパリ五輪へ向け、日本のスピードスターは、さらに成長を加速する。

取材・文●西森彰(フリーライター)

「極めてばかげたゴールだ!」スウェーデンの1点目に各国から冷ややかな声。母国メディアが伝える「先制点が嘲笑された」

「なでしこが盛り上がっていける風潮のなか...」長谷川唯がベスト8敗退の“勝負弱さ”を悔やむ。「ここで負けてしまっては意味ない」

「アジアの栄光を勝ち取るところだったのに残念だ」なでしこJの敗退に中メディアが悲嘆!「中国には難しすぎる」
【関連記事】
「なでしこが盛り上がっていける風潮のなか...」長谷川唯がベスト8敗退の“勝負弱さ”を悔やむ。「ここで負けてしまっては意味ない」
「極めてばかげたゴールだ!」スウェーデンの1点目に各国から冷ややかな声。母国メディアが伝える「先制点が嘲笑された」
「アジアの栄光を勝ち取るところだったのに残念だ」なでしこJの敗退に中メディアが悲嘆!「中国には難しすぎる」
「VARはどうなってるの!」植木を倒してPKを取られたスウェーデン女子代表DFが怒りの抗議!「何の笛か分からなかった」
【なでしこジャパン1-2スウェーデン|採点&寸評】会場は日本コールが起こるなど、盛り上がりは最高潮も…受けに回った時間が長かったのが悔やまれる

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ