なでしこジャパンの猛攻も及ばず、１点差で涙を呑んだ。
現地８月11日、オーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップは準々決勝が行なわれ、日本女子代表は強豪スウェーデンと対戦。２点を先取される苦しい展開を強いられ、終盤に１点を返してなおも攻め立てたが同点弾は生まれず。１－２で敗れ去り、２大会ぶりのベスト４進出はならなかった。
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ゲームにおけるひとつの分岐点となったのが、74分、日本にPKが与えられた場面だ。
０－２の局面で途中出場の植木理子がスウェーデンのペナルティエリア内へ鋭く切れ込むと、スウェーデンＤＦのマデレン・ヤノギーがファウルを取られてPKを献上。接触したのかどうか微妙で、単にヤノギーが植木の肩に手を掛けただけのようにも見える。これを受けて、ライブ中継したスウェーデンの公共放送局『svt』は誤審だと激しく糾弾した。
０－２の局面で日本は絶好機を迎えるも…
残念ながら植木はクロスバーに当ててPKを外してしまったが、当事者のヤノギーは試合後、『svt』のインタビューで怒りを滲ませながら件のシーンを振り返っている。
「（途中出場で）入ってすぐの出来事だった。私は本当に何もしていないし、主審が何のために笛を吹いたのかがまったく分からなかった。でもいいや、VARがあるから大丈夫でしょって、すごく冷静だったのを覚えている。そうしたら…VARでもチェックしてくれない。『一体どうなってるの！』って信じられなかった。主審は確認すらしてくれなかったよ」
ＧＫのゼシラ・ムショビッチも主審に食い下がったが判定は覆らず。「最初はなんていい加減なの、って思ったけど、主審が最初に判断してVARが追認したのだからしょうがない。彼女だってベストを尽くしている。信じるしかないと気持ちを切り替えた」とコメントしている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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