再移籍しないとも限らない
指揮官の発言通り、鈴木のほうはコンディションが不十分というのは否めない事実。ストラスブールで過ごした半年間は、公式戦出場がわずか3試合。それも全て終盤の短時間、ピッチに立っただけということで、実戦感覚が遠のいているのだろう。どうしても一つひとつの動きにキレや動き出しの鋭さ、アジリティの部分で物足りなさが見て取れた。
「今の日本の暑さと湿度は正直、かなりキツい。(大岩)剛さん(U-22日本代表監督)が見に来ていたと聞きましたけど、見に来ないでほしいですね」と本人も苦笑していたが、今は環境に慣れ、ゲーム体力を取り戻していくしかない。
「4-2-3-1のトップ下に入って乾の代役をこなせるのは唯人だけ」という関係者もいるだけに、彼には早く本来のフィットネスを取り戻してほしいというのが秋葉監督の本音だろう。
それは大岩監督にとっても同じ。9月初旬にはU-23アジアアップ予選も控えており、背番号10候補の状態が上がらなければ、日本の足かせになりかねない。
「とにかく自分は今、コンディションを上げていかないといけない。今日(岡山戦)もあんまりボールに触ってないし、もっとプレーに関われれば良かった。味方もキツいなかで上手く手助けになれるように考えながらやっていきたい」と、鈴木は覚悟を持って再出発する構えだ。
原については、すでに公式戦にフル出場できる状態まで上がってきている。そういう意味では、秋葉監督が言うようにチーム戦術の幅を広げる新たなピースになれるだろう。フィジカル的にも目に見えてガッチリし、当たりや球際の部分で迫力が増したのも好材料と見ていいはずだ。
「スイスに行って最初に苦労したのはピッチ状態。柔らかいピッチなので、あそこで練習していれば自然と筋力が増えたり、身体が鍛えられると思います。
僕の場合は行ってすぐに怪我をしたので、最後まで試行錯誤しながらやっていた状態。多少慣れて、やれることが増えてきたなと思ったところでシーズンが終わってしまった感じですね(苦笑)。
『奪い切る守備』というのも勉強させてもらったけど、日本では活かせる場面と活かせない場面がある。周りやタイミングを見ながら、上手くやるしかないと思ってます」と、本人もスイスで経験したことをどう清水に還元すべきか今、必死に模索している様子だ。
「今の日本の暑さと湿度は正直、かなりキツい。(大岩)剛さん(U-22日本代表監督)が見に来ていたと聞きましたけど、見に来ないでほしいですね」と本人も苦笑していたが、今は環境に慣れ、ゲーム体力を取り戻していくしかない。
「4-2-3-1のトップ下に入って乾の代役をこなせるのは唯人だけ」という関係者もいるだけに、彼には早く本来のフィットネスを取り戻してほしいというのが秋葉監督の本音だろう。
それは大岩監督にとっても同じ。9月初旬にはU-23アジアアップ予選も控えており、背番号10候補の状態が上がらなければ、日本の足かせになりかねない。
「とにかく自分は今、コンディションを上げていかないといけない。今日(岡山戦)もあんまりボールに触ってないし、もっとプレーに関われれば良かった。味方もキツいなかで上手く手助けになれるように考えながらやっていきたい」と、鈴木は覚悟を持って再出発する構えだ。
原については、すでに公式戦にフル出場できる状態まで上がってきている。そういう意味では、秋葉監督が言うようにチーム戦術の幅を広げる新たなピースになれるだろう。フィジカル的にも目に見えてガッチリし、当たりや球際の部分で迫力が増したのも好材料と見ていいはずだ。
「スイスに行って最初に苦労したのはピッチ状態。柔らかいピッチなので、あそこで練習していれば自然と筋力が増えたり、身体が鍛えられると思います。
僕の場合は行ってすぐに怪我をしたので、最後まで試行錯誤しながらやっていた状態。多少慣れて、やれることが増えてきたなと思ったところでシーズンが終わってしまった感じですね(苦笑)。
『奪い切る守備』というのも勉強させてもらったけど、日本では活かせる場面と活かせない場面がある。周りやタイミングを見ながら、上手くやるしかないと思ってます」と、本人もスイスで経験したことをどう清水に還元すべきか今、必死に模索している様子だ。
彼らが加わったことで、清水の戦力アップは間違いない。ただ、8月末まで夏の欧州移籍期間が続くため、2人が田川亨介(ハーツ)のように再移籍しないとも限らないだろう。そのリスクがある分、秋葉監督としては彼らに依存した戦いはできない。2人の力を上手く借りながら、チーム全体をレベルアップさせ、勝ち切れる底力を養っていくことは肝心ではないか。
いずれにしても、J2は残り14試合。清水が初めてJ2を戦った2016年は、リーグ終盤に猛スパートをかけて、最終的に松本山雅FCをかわして2位に入り、自動昇格を手にしている。
その再現を見せられれば理想的。それを現実にするために、市船の先輩後輩コンビがどんな役割を果たすのか。慎重に見守っていきたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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