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中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二…を超える「最も衝撃を受けた」と鈴木啓太が引退記者会見で明かした“意外”な選手とは?

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年01月10日

影響を受けたオフト、オシム、ペトロヴィッチ、3人の指導者について。「ミシャが第2のサッカー人生を与えてくれた」。

一時は引退を覚悟したが、ペトロヴィッチ監督との出会いによって、「第二のサッカー人生が始まった」と感謝を惜しまない。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「水を運ぶ人」と鈴木を称したオシム氏。「スポットライトが当たらなかった僕に、光を当ててくれた」。写真:サッカーダイジェスト

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 鈴木はこれまでに、プロサッカー選手になって特に影響を受けた指導者として、ハンス・オフト、イビチャ・オシム、そして現監督のミハイロ・ペトロヴィッチ(愛称ミシャ)の3人の名前を挙げてきた。
 
 彼は改めて、その3人から学んだことを語った。
 
「オフトは僕がプロ3年目の時に就任し、『サッカーはこういうものだ』と基礎のところを教わった。小さい頃、ワールドカップ予選で監督をしているのを観て、怖そうだと思ったけど、とても温厚で誠実な方だった。若手を積極的に起用し、僕もチャンスをもらえた。オフトの下で、浦和レッズの土台が作られた」
 
 また、オシム氏からは「水を運ぶ人」と呼ばれ、日本代表で欠かせない主力メンバーとして重宝された。
 
「『水を運ぶ人』という言葉を使って、それまでスポットライトを浴びてこなかった僕に、光を当ててくれた。オシムさんからは、人生についてもいろいろ学んだ。オシム語録は、僕の人生の教訓にしていきたい」
 
 そしてペトロヴィッチ監督について、鈴木は「第2のサッカー人生を与えてくれた」と、感謝を惜しまなかった。
 
「2010年にコンディションが上がらず(レギュラーから外れ、出場機会が大幅に減った)、もうサッカーを辞めてもいいかな、と思った時期があった。その翌年には残留争いをする苦しいシーズンを過ごし、『このままでは浦和の力になれないのではないだろうか』と考えた」
 
 ちょうどその時期に再び就任した山道強化本部長に相談したことも示唆した。そんな悩んでいた時、浦和の指揮を執ることになったのがペトロヴィッチ監督だった。
 
 鈴木はペトロヴィッチ監督に思い悩んでいることを明かした。すると、指揮官の一言が鈴木の心を一瞬にして晴らした。
 
「『そんなこと考えなくていいんだ』とミシャは言ってくれました。サッカーするのを楽しみに、大原の練習場に来ればいいんだ、と。そこからプロとしての第二の人生が始まった。サッカーの楽しさ、『子どもの頃は、こうしてサッカーをやっていたな』という気持ちを呼び起こしてくれた」
 
 指揮官とともにタイトルを獲得できなかったことが心残りではあるが、「これからも浦和レッズで頑張ってほしい。いつでも力になりたい」と力強く語った。
 
 
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