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【バイタルエリアの仕事人】vol.29 井手口陽介|欧州を渡り歩いて味わった苦境のなかで、掴んだ手応えと痛感した課題「ボールを奪える感覚はあった」

カテゴリ:Jリーグ

中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年06月28日

「Jリーグに戻ろうと思ったきっかけになった」

カタールW杯を見て大きな刺激を受けたという井手口。写真:滝川敏之

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 井手口は、2017年にA代表デビューを果たし、同年にはロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選を戦った。オーストラリア代表戦(2-0)では貴重な追加点を奪って、日本をW杯出場に導いている。

 しかし、本大会では最終メンバーから外れ、バックアップメンバーとして帯同。その後、日本は森保一監督が指揮官に就任し、代表には2019年の12月に招集されて以降、約3年半、遠ざかっている。

 井手口がカタールW杯を見て感じたという大きな刺激、そして今後の目標を語ってくれた。

――◆――◆――
 
 カタール・ワールドカップで強豪国を倒し、躍動する日本を客観的に見て、単純に凄いなと思いました。でも、それと同時に自分は何をしているのだろうかとも思わされました。だからこそ、いち早く試合に出たいという気持ちにさせられて、Jリーグに戻ろうと思ったきっかけにもなりました。

 もちろん、また代表に入りたい気持ちはありますけど、今季は怪我でシーズンの前半戦を棒に振ったので、怪我なく残りのシーズンを戦うことを考えています。

 チームとして目標に掲げている、リーグ戦8位以上、カップ戦ではベスト4以上。があるので、それを達成すること。そのなかで、個人的には全試合に絡んでチームの力になり、勝利に貢献したいです。

※このシリーズ了

取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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