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0-3で敗れた福岡、神戸との力の差を如実に表わす最初の失点。アラートさに欠く痛恨ミス。それがすべてだった

カテゴリ:Jリーグ

中倉一志

2023年06月26日

「相手の狡猾さを身を持って知れた」

悔しい敗戦も、怪我から復帰した井手口の状態が上がってきているのは好材料だ。写真:滝川敏之

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 そして勝負を決定づけた神戸の2点目は、福岡がスローインを簡単に相手に奪われたことで生まれた。1点目同様に、ボールを奪った瞬間に一気にスピードを上げた佐々木大樹、ゴール前の密集を鮮やかに抜け出してシュートを放った武藤のプレーも見事だったが、そもそもの原因がアラートさに欠けたことにあることは否めない。

 結局、終わってみれば0-3の敗戦。「神戸は得点力がある。簡単に取られると、2点、3点と追加点を取れるようなチーム」と試合前に語っていた長谷部監督の言葉通りの結果となった。

 試合後の記者会見、そしてミックスゾーンに流れるのは、優勝を争うチームと今の自分たちとの力の差を見せつけられた悔しさ。「あの1点」を確実にモノにするチームと、簡単にモノにされるチームとの力の差を受け入れざるを得ない悔しさだった。

 ミックスゾーンで報道陣に囲まれるなか、奈良竜樹は次のようなコメントで締めくくった。
 
「ミスがどうとかと言及するのは本質的じゃないと思う。それをしっかりモノにする相手の狡猾さを身を持って知れたということで、この失敗をプラスに変えていけるんじゃないかなというふうに思っている」

 井手口のコンデイションが戻ってきつつあることは好材料だが、その一方で、三國ケネディエブスが怪我のために途中交代するなど、コンデイション不良者が多く、戦力面が整わないという問題も依然として抱えており、苦しい状況は続いている。

 だが、それを含めてのチームの力。それを変えられるのは自分たちの力だけ。奈良の言葉は自分自身に、そしてチームに言い聞かせているように聞こえた。

取材・文●中倉一志(フリーライター)

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