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なぜメッシのバルサ復帰は実現しなかったのか。“食い違う主張”から番記者が見解「復帰を阻んだ最大の要因は...」【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2023年06月23日

「また同じことが起こるんじゃないかと不安だった」

 困難を極めたのは人員整理も同様だ。構想外を伝えなければならないシャビの重荷、その通告を待たなければならない選手たちの不安はメッシの気持ちをバルサから離れさせた。

「シャビが話をしてくれるのを待っていた。本当に新天地を探さなければならないかを知るためにね。でもそのようなアクションは結局なかった」

 放出候補に挙がっているある選手はこう心情を吐露する。一方のシャビ監督はラ・リーガが緊縮財政計画を承認したかどうかが分かるまで手を打つことができないと訴えた。

「レオは傷つき、疲れている」。ホルヘ・メッシはこう息子の気持ちを代弁しつつ、今月5日、代理人としてラポルタ会長に最後のアプローチを試みた。ただクラブはその際、オファーを提示したと言い張るのに対し、メッシサイドは「正式な提案ではなかった」と主張する。

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 トップチームの登録に1000万から1500万ユーロしか充てることができないことが明らかになって以降、バルサは後戻りすることができなくなった。さらに余白を作るには、人員整理、サラリー総額の軽減、コスト削減を実現する必要があったが、2年前の退団劇で懲りていたメッシは、これ以上待つことを拒否した。

 メッシは当時のことをこう回想している。「とても辛く、苦しい時間だった。サインできる状況がすべて整っていた。でも一夜にしてそれができなくなり、僕は去らなければならなかった。急いで新たなクラブを探さなければならなかった」

 メッシは2年前の二の舞を演じることを望まなかった。「また同じことが起こるんじゃないかと不安だった。戻りたかったけど、それは叶わなかった」

一方、バルサはクラブ公式サイトを通して「バルサからの提案があったにもかかわらず、インテル・マイアミに移籍する決断を下したことをホルヘ・メッシがラポルタ会長に報告した」と声明を出した。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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