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【浦和】五輪最終予選メンバーに落選した関根貴大が、原口元気から受けた“強烈”なアドバイスとは?

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年01月01日

ペトロヴィッチ体制下、“勝てば優勝が決まる”大一番を4試合連続で落とす。「なぜ勝てないのか」とみんなで話し合ったが……。

試合後の表彰式でうなだれる関根(右から4人目)。またも…目の前でタイトルを逃した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 関根は期待に応えて、藤春廣輝に1対1のドリブルを仕掛けて何度も抜き去り、チャンスを作っていった。67分にはゴールラインを割りそうなギリギリのところをくぐり抜けてクロスを放ち、那須の決定的なヘディングシュート(GK東口順昭の正面を突いてしまう……)をお膳立て。試合途中から攻撃のスイッチを入れていたのは、紛れもなく浦和の24番だった。
 
 しかし、まさに門に錠をかけるように手堅くゴール前を固めてくるG大阪の守備を攻略できず、試合終了を迎えてしまう。
 
 これで浦和は“またも”シーズン無冠に終わった。13年のナビスコカップ決勝の柏戦、14年のリーグ戦の30節・G大阪戦、32節・名古屋戦、そして今回と、ペトロヴィッチ体制下で、“勝てば優勝が決まる”という大一番を4試合連続で落としてきたことになる。加えて、今季はCS準決勝も敗れている。
 
 試合後のロッカールームでは、「なぜ勝てない(優勝できない)のだろうか」と選手間で話し合ったという。しかし、「『これだ』ということは、正直分からない。ただ、チャンスは作れているので、最後の決め切れないところ、そこは常に課題ではあるんですが……」(関根)と答は見つからなかったという。
 
 関根がこの天皇杯に懸ける想いは強かった。ここでタイトルを獲り、その先、カタールでU-23日本代表として最終予選に臨むものと想定していたからだ。しかし、結果的にその両方を“逃す”結果となってしまった。
 
 それでも関根は、「いろんな経験ができたシーズンだった」と受け止めている。

「それだけにこの天皇杯で、1年間やってきた集大成を見せたいと思っていた。準々決勝、準決勝とその手応えは得られていたので、決勝にもつなげたかったが……。でも、まだまだ成長過程で、伸びシロがあるとも感じている。『より上手くなりたい』と思えた。そうすれば、チームも勝たせられるはずだから」
 
 また、12月29日の試合後には、ドイツから帰国中の浦和の“背番号24”の先輩である原口元気(現ヘルタ・ベルリン)と会う機会に恵まれた。
 
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