「ボール持ってプレーするのが好きだから」
経験から課題と目標を設定し、今季は開幕から主軸として活躍。前述通り、ファンからの高い信頼を勝ち取った。頭と身体には様々な経験が積み重ねられている。一つひとつの状況に対して判断のスピードと精度がアップしているので、対処へのタイムラグが少ない。ボールの位置、味方と相手との数的状況、試合展開などから自分の立ち位置と相手への距離をスムーズに微調整している。
そして攻撃での貢献も見逃せない。ボールを持つと、前線の味方の動きに合わせて好タイミングにフィードボールを送り、そこからチャンスに結びつくシーンも少なくない。
最終節のバーゼル戦でも相手DFがほんの少し前に動く仕草をした瞬間に、裏のスペースへと浮き玉パスを送り、受けた味方FWがGKと1対1になるというビックチャンスを演出した。
「(マンチェスター・)シティが好き。自分もボールを持ってプレーするのが好きだから。面白いですよね。難しそうですけど」
そう話してくれたことがあった。その時の瀬古のまなざしはとても澄んでいた。もっとできる自信がある。もっと成長できる確信がある。現実的に自分が今どこにいるかを冷静に分析しながら、視線は常に先へと向けられている。
そして攻撃での貢献も見逃せない。ボールを持つと、前線の味方の動きに合わせて好タイミングにフィードボールを送り、そこからチャンスに結びつくシーンも少なくない。
最終節のバーゼル戦でも相手DFがほんの少し前に動く仕草をした瞬間に、裏のスペースへと浮き玉パスを送り、受けた味方FWがGKと1対1になるというビックチャンスを演出した。
「(マンチェスター・)シティが好き。自分もボールを持ってプレーするのが好きだから。面白いですよね。難しそうですけど」
そう話してくれたことがあった。その時の瀬古のまなざしはとても澄んでいた。もっとできる自信がある。もっと成長できる確信がある。現実的に自分が今どこにいるかを冷静に分析しながら、視線は常に先へと向けられている。
今季は最終節までECL出場の可能性を残していた。アウェーでのバーゼル戦に勝利できればという条件をクリアできず、最終的に7位でフィニッシュとなったものの、昨季はギリギリで残留を決めたことを考えたら、ポジティブに受け止められるのではないだろうか。瀬古もバーゼル戦後に次のように話していた。
「今日、勝てればね、自力でカンファレンスリーグに行けたので、結果は残念ですけど。自分たちの力が足りなかった。また切り替えて来シーズンに向けて頑張っていけたらいいなと思ってます」
瀬古の市場価値は今季の活躍を受けて300万ユーロ(約4億6千万円)にアップ。これはグラスホッパー全選手中トップの評価だ。25年6月30日までクラブとは契約を結んでいるが、ステップアップの話があってもおかしくない。今後の動向に注目したい。
取材・文●中野吉之伴
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