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ゴールセンスが凝縮された一撃! Jスカウト注目の市立船橋エースが宿敵との決勝で示した“半端ないポテンシャル”【総体予選】

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2023年06月19日

「勝負が決められるような選手にならないといけない」

市船のインターハイ出場は2年連続30回目。表彰式では笑顔が弾けた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 これぞ10番の仕事でチームを勝利に導いた郡司。技術力や一瞬のスピードはもちろん、狡猾な駆け引きや小柄ながら倒れずに前に運べる強さなど、この決勝でも特徴を随所で披露した。それでも、コンディションが決して良かったわけではない。

 5月中旬のゲームで左足を痛め、肉離れと診断された。当初は完治まで6週間かかる見込みだった。腱まで痛めている可能性があり、インターハイ予選中の復帰は絶望的。だが彼は驚異的な回復力を見せ、3週間で実戦に戻ってきた。状態は戻している最中で、本調子とは言えないなかでのプレーが続いていたのだ。今予選も全試合でゴールを奪ったとはいえ、運動量は乏しく、この試合もゴール以外は消えるシーンが目立った。

「ゴール以降はチャンスらしいチャンスがなく、(少ない好機が巡ってきても)決め切るべきところで決めれず、ふたつぐらいはゴールにしても良かった場面があった。そこは勝負が決められるような選手にならないといけない」(波多秀吾監督)

 指揮官が注文をつけたように、決定力の部分で課題も少なからずある。しかしながら、ここぞという場面で決め切ってしまうのは流石のひと言だ。
 
 2年連続で挑む夏の全国舞台。高卒でプロを目ざす郡司にとっては、就職活動の場となる。すでにJ2クラブの練習に参加しており、他のチームからも興味を示されているが、具体的なオファーは届いていない。郡司自身に焦りはないが、時期を考えれば、夏のインターハイでのアピールが卒業後の進路に大きく関わる。

「全国大会でゴールを決めれば、間違いなくアピールになる。バンバン、点を取っていきたい」

 世代別代表歴を持つ“市船”を牽引する10番が、北海道で行なわれるインターハイの本大会で主役になれるか。その可能性は十分にある。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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