「勝負が決められるような選手にならないといけない」
これぞ10番の仕事でチームを勝利に導いた郡司。技術力や一瞬のスピードはもちろん、狡猾な駆け引きや小柄ながら倒れずに前に運べる強さなど、この決勝でも特徴を随所で披露した。それでも、コンディションが決して良かったわけではない。
5月中旬のゲームで左足を痛め、肉離れと診断された。当初は完治まで6週間かかる見込みだった。腱まで痛めている可能性があり、インターハイ予選中の復帰は絶望的。だが彼は驚異的な回復力を見せ、3週間で実戦に戻ってきた。状態は戻している最中で、本調子とは言えないなかでのプレーが続いていたのだ。今予選も全試合でゴールを奪ったとはいえ、運動量は乏しく、この試合もゴール以外は消えるシーンが目立った。
「ゴール以降はチャンスらしいチャンスがなく、(少ない好機が巡ってきても)決め切るべきところで決めれず、ふたつぐらいはゴールにしても良かった場面があった。そこは勝負が決められるような選手にならないといけない」(波多秀吾監督)
指揮官が注文をつけたように、決定力の部分で課題も少なからずある。しかしながら、ここぞという場面で決め切ってしまうのは流石のひと言だ。
5月中旬のゲームで左足を痛め、肉離れと診断された。当初は完治まで6週間かかる見込みだった。腱まで痛めている可能性があり、インターハイ予選中の復帰は絶望的。だが彼は驚異的な回復力を見せ、3週間で実戦に戻ってきた。状態は戻している最中で、本調子とは言えないなかでのプレーが続いていたのだ。今予選も全試合でゴールを奪ったとはいえ、運動量は乏しく、この試合もゴール以外は消えるシーンが目立った。
「ゴール以降はチャンスらしいチャンスがなく、(少ない好機が巡ってきても)決め切るべきところで決めれず、ふたつぐらいはゴールにしても良かった場面があった。そこは勝負が決められるような選手にならないといけない」(波多秀吾監督)
指揮官が注文をつけたように、決定力の部分で課題も少なからずある。しかしながら、ここぞという場面で決め切ってしまうのは流石のひと言だ。
2年連続で挑む夏の全国舞台。高卒でプロを目ざす郡司にとっては、就職活動の場となる。すでにJ2クラブの練習に参加しており、他のチームからも興味を示されているが、具体的なオファーは届いていない。郡司自身に焦りはないが、時期を考えれば、夏のインターハイでのアピールが卒業後の進路に大きく関わる。
「全国大会でゴールを決めれば、間違いなくアピールになる。バンバン、点を取っていきたい」
世代別代表歴を持つ“市船”を牽引する10番が、北海道で行なわれるインターハイの本大会で主役になれるか。その可能性は十分にある。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【画像】壮絶なるライバル対決! インターハイ千葉決勝、市立船橋vs流経大柏の死闘を厳選フォトでチェック!
【出場校一覧】2023年度インターハイの代表校を総チェック!
【画像】帝京、国見、鹿実、市船… 高校サッカー名門・強豪校別の歴代ベストイレブンを一挙紹介!
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新18代目の凛美まで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
「全国大会でゴールを決めれば、間違いなくアピールになる。バンバン、点を取っていきたい」
世代別代表歴を持つ“市船”を牽引する10番が、北海道で行なわれるインターハイの本大会で主役になれるか。その可能性は十分にある。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【画像】壮絶なるライバル対決! インターハイ千葉決勝、市立船橋vs流経大柏の死闘を厳選フォトでチェック!
【出場校一覧】2023年度インターハイの代表校を総チェック!
【画像】帝京、国見、鹿実、市船… 高校サッカー名門・強豪校別の歴代ベストイレブンを一挙紹介!
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新18代目の凛美まで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!