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「選手たちは動じなかった」戦国・埼玉を制して26年ぶり“3冠”を達成した武南の指揮官がチームの進化を実感!「去年までとは違う」【総体予選】

カテゴリ:高校・ユース・その他

河野 正

2023年06月19日

ともにレッズ下部組織出身の松原と志田がピッチで対決

決勝で2得点をマークした松原(10番)。本大会でも要注目の好タレントだ。写真:鈴木颯太朗

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 内野監督は名将・大山照人監督の下でコーチ業を学び、同監督がアドバイザーとなった16年に“見習い監督”となり、18年から正式に名門校の指揮官に任命された。
 
 今年で就任6年目。「今日は(怪我で)DFが2人交代する事態があったり、浦和南が何かを仕掛けてくる雰囲気があるなかでも選手は動じなかった。去年までの武南とは違う」とチームの成長を手放しで喜んだ。ここまで新人大会に続き、関東高校大会とインターハイの両予選で優勝。26年ぶり8度目の3冠に輝くイレブンが誇らしそうだ。

 自らも含め、最盛期の武南について訊かれると「すごい歴史ですよ。あれは越えられないけど、今度は今の選手が自分たちで歴史を作っていってほしい。でもやっぱり大山先生はすごかった」と指導者になって初めて、公立校が繁栄した埼玉で、私学の一大勢力に栄達させた名将の偉大さが分かってきた。

 1年生から背番号10を付ける松原は、Jリーグ浦和レッズのジュニアユース出身だが、ユースに昇格できず武南にやって来た。「レッズ(ユース)ではできない経験をさせてもらい、今はとても幸せです。でもレッズで指導を受けたから今があることも確か」と双方に感謝する。
 
 前半終了間際に交代出場した浦和南のFW志田出帆(3年)は、レッズジュニアユース時代の同僚で、ピッチに入った瞬間、ハイタッチで健闘を誓い合った。「負けたくなかったけど、レッズを離れた2人がこうして同じ舞台で戦えるのは感慨深い」と喜ぶ。志田はユースに上がったが、昨年7月にレッズを辞めて浦和南に転籍した。

 4月19日のルヴァンカップ・湘南ベルマーレ戦で、Jリーグ公式戦でクラブ史上最年少の17歳4か月14日で得点した浦和ユースの早川隼平は、ジュニアユース時代の同期だ。「隼平の活躍は刺激になる。早く追いつかないといけないし、いずれはあいつを追い越したい」と話し、「インターハイがそのスタートになればいいですね」と北の大地で開催される真夏の陣に焦点を当てた。

取材・文●河野 正

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