「守備の前の段階、中盤の戦いが全て」
浦和南は6月18日、令和5年度・全国高校総体(インターハイ)・男子サッカーの埼玉県予選決勝で武南と対戦。0-4で敗れて、4年ぶりのインターハイ出場はならなかった。
埼玉の夏の頂点を目ざした一戦は、厳しいのものとなった。序盤から劣勢を強いられると、前半10分に先制点を献上。さらに、同16分と26分に失点し、後半26分にも被弾した。攻撃でも、最後まで武南のゴールを割れなかった。
試合後に取材に応じた野崎正治監督は完敗について、こう悔しがった。
「OBとして、ライバルの武南に、決勝で0-4。ちょっと言葉が出ない。色んな方が応援に来てくれていたなかで…」
埼玉の夏の頂点を目ざした一戦は、厳しいのものとなった。序盤から劣勢を強いられると、前半10分に先制点を献上。さらに、同16分と26分に失点し、後半26分にも被弾した。攻撃でも、最後まで武南のゴールを割れなかった。
試合後に取材に応じた野崎正治監督は完敗について、こう悔しがった。
「OBとして、ライバルの武南に、決勝で0-4。ちょっと言葉が出ない。色んな方が応援に来てくれていたなかで…」
敗因は「守備の前の段階、中盤の戦いが全て」と挙げ、「想像以上に圧力を受けた。分かってはいたけど、選手たちもそう感じてしまったのではないか。言ってはいたが、上手くいかなかった」と振り返った。
夏の全国大会出場を逃したが、チームは着実に成長してきた。今大会、スタンドには「‘23 1/28を忘れるな」という横断幕。これは1月28日に行なわれた新人戦の南部支部3回戦で、市立浦和に敗れて、県大会出場を逃した悔しさを忘れないために掲げられた。
野崎監督は、昨年のインターハイベスト4で、今回も優勝候補に挙げられていた昌平を準決勝で下すなど、力強く勝ち上がったチームの躍進について「良い経験。全然、県大会も出られないチームだったから」と語った。
全国への挑戦は、冬の選手権予選までお預けとなった。指揮官は「厳しいけど、良い経験をした」として、「明日、立て直して、ミーティングして、もう一回、鍛え直す」と捲土重来を期する。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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夏の全国大会出場を逃したが、チームは着実に成長してきた。今大会、スタンドには「‘23 1/28を忘れるな」という横断幕。これは1月28日に行なわれた新人戦の南部支部3回戦で、市立浦和に敗れて、県大会出場を逃した悔しさを忘れないために掲げられた。
野崎監督は、昨年のインターハイベスト4で、今回も優勝候補に挙げられていた昌平を準決勝で下すなど、力強く勝ち上がったチームの躍進について「良い経験。全然、県大会も出られないチームだったから」と語った。
全国への挑戦は、冬の選手権予選までお預けとなった。指揮官は「厳しいけど、良い経験をした」として、「明日、立て直して、ミーティングして、もう一回、鍛え直す」と捲土重来を期する。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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