共通理解はどれぐらい進んでいる? 三笘薫がビルドアップに見解「代表がブライトンと同じようにやるのではなく、違うチームと捉えて改善していければ」【現地発】
カテゴリ:日本代表
2023年06月14日
「手段」が「目的」に
カタールW杯を終えたあと、森保一監督は次の4年後に向けてボール保持時のクオリティを上げていきたいと話した。
日本代表の3月シリーズでこうした狙いを形にしようとしていたのが、最終ラインのビルドアップだった。SBが中盤までポジションを押し上げ、さらに内側のレーンに絞ってポゼッションに参加する「偽SB」のシステムはそのひとつ。代表として新しい形にトライした。
だが実情はまだまだ手探りでやっている段階で、完成の域には程遠かった。本来ビルドアップは、チャンスを作り出すための「手段」のはず。だが3月シリーズのウルグアイ戦、コロンビア戦では不慣れなプレーにトライするあまり、ビルドアップの「手段」が「目的」となってしまった。三笘も、反省の言葉を口にする。
「(本来)ビルドアップの目的は、ゴールの近くまで行くことにあります。そこにどれだけ入れるかが大事です。(ビルドアップとして)後ろで作ってはいましたけど、結局ゴール前に入ったシーンがどれくらいあったのかを検証しないといけない。そこの整備(=ビルドアップの形作り)のところもそうですし、南米の選手たちとクオリティの差も感じました」
3月シリーズでは、右SBの菅原由勢、左SBの伊藤洋輝が「偽SB」としてセンターサークル付近まで絞り、パスをさばくシーンもあった。「こうした動き方を含め、選手の共通理解はどれぐらい進んでいるのか」。三笘に尋ねてみると、次のように答えた。
日本代表の3月シリーズでこうした狙いを形にしようとしていたのが、最終ラインのビルドアップだった。SBが中盤までポジションを押し上げ、さらに内側のレーンに絞ってポゼッションに参加する「偽SB」のシステムはそのひとつ。代表として新しい形にトライした。
だが実情はまだまだ手探りでやっている段階で、完成の域には程遠かった。本来ビルドアップは、チャンスを作り出すための「手段」のはず。だが3月シリーズのウルグアイ戦、コロンビア戦では不慣れなプレーにトライするあまり、ビルドアップの「手段」が「目的」となってしまった。三笘も、反省の言葉を口にする。
「(本来)ビルドアップの目的は、ゴールの近くまで行くことにあります。そこにどれだけ入れるかが大事です。(ビルドアップとして)後ろで作ってはいましたけど、結局ゴール前に入ったシーンがどれくらいあったのかを検証しないといけない。そこの整備(=ビルドアップの形作り)のところもそうですし、南米の選手たちとクオリティの差も感じました」
3月シリーズでは、右SBの菅原由勢、左SBの伊藤洋輝が「偽SB」としてセンターサークル付近まで絞り、パスをさばくシーンもあった。「こうした動き方を含め、選手の共通理解はどれぐらい進んでいるのか」。三笘に尋ねてみると、次のように答えた。
「チームとして、その形をやっていこうと、練習で取り組んでいる。どうなるか見ながらやっていましたけど、やっぱり選手が同じレーンに入って、重なってしまう場面もありました。ボールが前に進まない原因は色々あります。そうした課題を、次の試合で活かせればいいと思います」
あるメディアによると、3月の代表期間中にSBの菅原が三笘のもとに歩み寄り、ビルドアップについてアドバイスを求める場面があったという。三笘としても、コミュニケーションを取りながらチームとして進化していきたいと言葉を続けた。
「(菅原選手からアドバイスを求められたようですが?)色々なところでやってきた経験を伝えました。例えば、試合の中で由勢と息が合った時に、(相手のマークをパスやポジショニングで)上手く剥がせればというところで、アドバイスしました。でもそんな簡単に上手くいくことではないです。色々な知識やスキルを身につけることで、(チームのビルドアップが)安定してくると思います」
(記者:代表チームは短期間で試合を行なう。クラブチームとは強化の仕方が異なるが、代表チームの場合は積み重ねていくことが大事になるか?)そうですね。3月の試合でチャレンジして、はっきりと課題が出た。そこから次にどういうふうに取りかかるか。そこは選手としても楽しみです。コーチもどう考えてるのか、しっかり話し合いながらやっていきたいと思います」
「奥さんいてはるううう!」「初めて見た」三笘薫、試合後セレモニーで愛妻を同伴する姿が話題!「一緒に居るとこいいわ」
あるメディアによると、3月の代表期間中にSBの菅原が三笘のもとに歩み寄り、ビルドアップについてアドバイスを求める場面があったという。三笘としても、コミュニケーションを取りながらチームとして進化していきたいと言葉を続けた。
「(菅原選手からアドバイスを求められたようですが?)色々なところでやってきた経験を伝えました。例えば、試合の中で由勢と息が合った時に、(相手のマークをパスやポジショニングで)上手く剥がせればというところで、アドバイスしました。でもそんな簡単に上手くいくことではないです。色々な知識やスキルを身につけることで、(チームのビルドアップが)安定してくると思います」
(記者:代表チームは短期間で試合を行なう。クラブチームとは強化の仕方が異なるが、代表チームの場合は積み重ねていくことが大事になるか?)そうですね。3月の試合でチャレンジして、はっきりと課題が出た。そこから次にどういうふうに取りかかるか。そこは選手としても楽しみです。コーチもどう考えてるのか、しっかり話し合いながらやっていきたいと思います」
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