共通理解はどれぐらい進んでいる? 三笘薫がビルドアップに見解「代表がブライトンと同じようにやるのではなく、違うチームと捉えて改善していければ」【現地発】
カテゴリ:日本代表
2023年06月14日
高い位置で三笘に渡すようデザイン
6月のエルサルバドル戦とペルー戦に向け、日本代表が再始動した。
ブライトンの三笘薫はプレミアリーグの最終戦(5月28日)の翌日にイングランドを離れ、6月12日から始まった日本代表のトレーニングに合流した。
今季の三笘はブライトンの中心選手として大活躍し、公式戦で10ゴール、7アシストをマークした。当然、日本代表でもさらなる飛躍が期待されるが──三笘はそうした見方に少しばかりブレーキをかけた。
その理由は、ブライトンと日本代表のサッカースタイルの違いにある。26歳のアタッカーは「代表とプレミアではサッカーが違う。チーム(としてのやり方)も違うし、代表では個の力がより求められる」と説明し、日本代表でさらに活躍するには「自分の能力をもっと上げないと厳しいと思っている」と冷静に語った。
ブライトンと日本代表では志向しているサッカーが違う──。カタール・ワールドカップの大会前から、三笘が常々口にしている言葉だ。ブライトンで活躍しているからといって、日本代表でも同じようなプレーができるとは限らない、というのだ。
というのも、ブライトンの戦術は、三笘に可能な限りボールを高い位置で渡すようデザインされているからだ。
ブライトンの三笘薫はプレミアリーグの最終戦(5月28日)の翌日にイングランドを離れ、6月12日から始まった日本代表のトレーニングに合流した。
今季の三笘はブライトンの中心選手として大活躍し、公式戦で10ゴール、7アシストをマークした。当然、日本代表でもさらなる飛躍が期待されるが──三笘はそうした見方に少しばかりブレーキをかけた。
その理由は、ブライトンと日本代表のサッカースタイルの違いにある。26歳のアタッカーは「代表とプレミアではサッカーが違う。チーム(としてのやり方)も違うし、代表では個の力がより求められる」と説明し、日本代表でさらに活躍するには「自分の能力をもっと上げないと厳しいと思っている」と冷静に語った。
ブライトンと日本代表では志向しているサッカーが違う──。カタール・ワールドカップの大会前から、三笘が常々口にしている言葉だ。ブライトンで活躍しているからといって、日本代表でも同じようなプレーができるとは限らない、というのだ。
というのも、ブライトンの戦術は、三笘に可能な限りボールを高い位置で渡すようデザインされているからだ。
最後尾からビルドアップを開始し、センターバックがボールを保持して敵を前方に釣り出す。相手のマークがズレたところで縦パスを入れ、ボールを前へ、前へと押し進める。そしてファイナルサードに入ったところで、ウインガーの三笘とソリー・マーチにボールを託す──。少し乱暴に言えば、三笘は最終局面での仕掛けに集中すればいいのだ。
もちろん、こうしたブライトンの華麗なサッカーは練習の賜物である。ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、日々のトレーニングでビルドアップのやり方を細かく指示し、チームに落とし込んでいるという。
三笘曰く「世界的に見てもこれほどビルドアップのバリエーションがあるチームもない」。選手全員がゴールまでのイメージを共有することで、ブライトンは魅力的な攻撃サッカーを奏でているのだ。
対する日本代表は、堅い守備ブロックから縦に速いサッカーを展開し、カタールW杯でベスト16まで勝ち進んだ。攻撃面で重きが置かれるのは「個の力」。カタールW杯でウイングバックとして出場した三笘は、中盤の低いエリアでパスを受け、長い距離をドリブルでひとり走ってチャンスを生み出すシーンが多かった。
【PHOTO】ブライトンで躍動する三笘薫のキャリアを秘蔵ショットで一挙紹介!
もちろん、こうしたブライトンの華麗なサッカーは練習の賜物である。ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、日々のトレーニングでビルドアップのやり方を細かく指示し、チームに落とし込んでいるという。
三笘曰く「世界的に見てもこれほどビルドアップのバリエーションがあるチームもない」。選手全員がゴールまでのイメージを共有することで、ブライトンは魅力的な攻撃サッカーを奏でているのだ。
対する日本代表は、堅い守備ブロックから縦に速いサッカーを展開し、カタールW杯でベスト16まで勝ち進んだ。攻撃面で重きが置かれるのは「個の力」。カタールW杯でウイングバックとして出場した三笘は、中盤の低いエリアでパスを受け、長い距離をドリブルでひとり走ってチャンスを生み出すシーンが多かった。
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