“不機嫌モード“は表情にも表れていた
その数分後、今度は遠目からシュートを放つも、ボールはクロスバーの上を大きく越えていった。この日、最も観客が沸いたのは前半終了間際のプレーだった。後ろ向きでボールを受けに入ると、左足ヒールでそのままダイレクトでちょんと前方に蹴り出した。可哀そうなオルミゴは、完全に虚を突かれ、転倒させられただけだった。
エンドが変わった後半、最も惜しかったのは64分の場面だ。前半ほど攻勢をかけられない時間帯が続いていた中、ソシエダの流れるようなパスワークが炸裂。ボックス内でブライスからパスを受けたタケはニアの狭いコースを射抜こうとしたが、シュートは枠を捉えることができなかった。
エンドが変わった後半、最も惜しかったのは64分の場面だ。前半ほど攻勢をかけられない時間帯が続いていた中、ソシエダの流れるようなパスワークが炸裂。ボックス内でブライスからパスを受けたタケはニアの狭いコースを射抜こうとしたが、シュートは枠を捉えることができなかった。
結局、タケは71分にお役御免で交代。すぐ前方で待ち構えていたにもかかわらず、パスを出さなかったアンドニ・ゴロサベルに不服そうなジェスチャーを見せ、その続けざまカウンターを繰り出そうとしたところで、よく分からない理由でオフサイドを取られた後だった。“不機嫌モード“は表情にも表れていたが、チームメイトからなだめられると取り直し、代わって投入されたモハメド=アリ・チョと力強く抱き合った。
最後までタケはタケらしかった。この向上心をもってすれば、新たなるモチベーションをたぎらせ来シーズンに臨むのは間違いないだろう。さらに頼もしいのは、チームと同様に、タケもまた伸びしろが十分に残されていることだ。
番記者として、再びその成長を見守ることができるのが今から楽しみだ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
最後までタケはタケらしかった。この向上心をもってすれば、新たなるモチベーションをたぎらせ来シーズンに臨むのは間違いないだろう。さらに頼もしいのは、チームと同様に、タケもまた伸びしろが十分に残されていることだ。
番記者として、再びその成長を見守ることができるのが今から楽しみだ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸