待望の瞬間が訪れたのは復帰から3戦目
元来、緊張をすることは滅多にないという。
それでも復帰戦となった5月3日の16節・日テレ・東京ベレーザ戦は、「この膝は本当に大丈夫なのか」と不安に襲われたという。
周囲からは「玲海菜は無理をしちゃうからまずは70パーセントで良いからね」なんてアドバイスをされながら、出番を待った。
名前を呼ばれたのは0-0のスコアレスで迎えた76分。福島から家族も駆けつけてくれたなか、千葉は大きな一歩を踏み出した。
「復帰して1、2試合目は、まだ感覚が戻らないなという状態だったのですが、今はプレーも続けられて、徐々に戻りつつあるという印象です。
不足していたのは、やっぱりゲーム感。ゴールの場所と大きさ、味方との関係性、リハビリ中では見えなかった光景がピッチの上には広がっていました。一瞬の判断、仕掛けたほうが良いのか、自分の長所をどう生かしていくのかなど、そういう面をすごく考えました。
以前はこういう時にどうしていたっけ? という場面がまだあるんです。そこは練習でたくさんチャレンジするしかありません。いろんな角度からシュートを打ったり。徐々に慣れてきたなという感じではありますね」
それでも復帰戦となった5月3日の16節・日テレ・東京ベレーザ戦は、「この膝は本当に大丈夫なのか」と不安に襲われたという。
周囲からは「玲海菜は無理をしちゃうからまずは70パーセントで良いからね」なんてアドバイスをされながら、出番を待った。
名前を呼ばれたのは0-0のスコアレスで迎えた76分。福島から家族も駆けつけてくれたなか、千葉は大きな一歩を踏み出した。
「復帰して1、2試合目は、まだ感覚が戻らないなという状態だったのですが、今はプレーも続けられて、徐々に戻りつつあるという印象です。
不足していたのは、やっぱりゲーム感。ゴールの場所と大きさ、味方との関係性、リハビリ中では見えなかった光景がピッチの上には広がっていました。一瞬の判断、仕掛けたほうが良いのか、自分の長所をどう生かしていくのかなど、そういう面をすごく考えました。
以前はこういう時にどうしていたっけ? という場面がまだあるんです。そこは練習でたくさんチャレンジするしかありません。いろんな角度からシュートを打ったり。徐々に慣れてきたなという感じではありますね」
それでも待望の瞬間は復帰から3戦目、5月13日のノジマステラ相模原戦で訪れた。スタメン出場を果たすと、24分には「いつもなら打っていると思うんですが、パスをもらえたんです」と10番の鴨川実歩のお膳立てからネットを揺らす。
さらに37分には左サイドからスピードを生かして自ら持ち込み、GKとの駆け引きを制した。
「やっぱりゴールって最高でした。リハビリ中も復帰してゴールを取る姿を描いて頑張ってきたので、やってきて良かったなと報われた瞬間でしたね」
笑顔が弾ける。
続く5月21日の三菱重工浦和レッズレディース戦では、大学の大先輩で助教授として、自身の卒論も見てもらったという安藤梢ともマッチアップ。
FW登録ながら最終ラインの中央で起用されている安藤に対してリスペクトしながら果敢に仕掛け、千葉はPKを奪取。しかしこのPKを外してしまい、チームは首位争いを演じる浦和に0-3で敗れる悔しさを味わった。
ピッチに入れば「もう忘れていました」と笑うが、この日はなでしこジャパンを率いる池田太監督が視察にも訪れていた。
もっともこうした経験は、すべてピッチに立ったからこそ味わえる刺激である。
改めて千葉は復帰後の5試合で3ゴールという決定力を示したのだ。
さらに37分には左サイドからスピードを生かして自ら持ち込み、GKとの駆け引きを制した。
「やっぱりゴールって最高でした。リハビリ中も復帰してゴールを取る姿を描いて頑張ってきたので、やってきて良かったなと報われた瞬間でしたね」
笑顔が弾ける。
続く5月21日の三菱重工浦和レッズレディース戦では、大学の大先輩で助教授として、自身の卒論も見てもらったという安藤梢ともマッチアップ。
FW登録ながら最終ラインの中央で起用されている安藤に対してリスペクトしながら果敢に仕掛け、千葉はPKを奪取。しかしこのPKを外してしまい、チームは首位争いを演じる浦和に0-3で敗れる悔しさを味わった。
ピッチに入れば「もう忘れていました」と笑うが、この日はなでしこジャパンを率いる池田太監督が視察にも訪れていた。
もっともこうした経験は、すべてピッチに立ったからこそ味わえる刺激である。
改めて千葉は復帰後の5試合で3ゴールという決定力を示したのだ。