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【バイタルエリアの仕事人】vol.28 吉田豊|心掛けるのは仲間の長所を引き出すポジショニング。カルと神谷で全然違う生かし方

カテゴリ:Jリーグ

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年05月30日

「焦りがないと言ったら嘘になる」

清水は今季、開幕から7試合未勝利と苦しい時間を過ごした。(C)SOCCER DIGEST

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「チームが強くなるために」を常に考えてプレーしている吉田。しかし今季は開幕から、5分2敗の7試合未勝利と苦しい時間を過ごした。自分の中の“焦り”の感情を押し殺して前を向いたという。

 清水は4月3日、ゼ・リカルド監督に代わって、それまでコーチを務めていた秋葉忠宏氏の監督就任を発表。ここからチームは息を吹き返し、勝点を積み重ねていった。

――◆――◆――

 選手それぞれ思う感情もあると思いますけど、僕個人的の考えでは、選手たちに周りから期待されているものなど、重圧があったと思うんです。

 自分たちが勝って当然だと考えもあって、ただそんなにJ2は甘くなかった。相手も清水への対策を練ってくるわけで、いろんな要因が重なって開幕からなかなか勝てなかったところはあります。
 
 焦りがなかったと言ったら嘘になるんですけど、ただその焦りを周囲にあまり感じさせないように自分に言い聞かせていました。

 点が取れない、勝ち切れないなかでも、守備が強固であることは間違いなかった。良い守備ができれば必ず良い攻撃に繋がるし、必ず点も取れるというところは常に思っていたなかで、そういった考えを持ち続けていたからこそ、試合の結果も徐々に変わってきたと思っています。

 勝ち切れないというのはあったけど、良い守備にこだわったのもあって、監督が変わってから結果が出始めた。あの時にめげずに、ブレずにやってきて良かったです。

 監督が変わって、チームのインテンシティが上がりました。もちろん、リカルド監督の時にそれがないわけではないですが、前の選手、後ろの選手、途中から入る選手、エスパルスのメンバー全員が、常に練習から試合もインテンシティ高くやれたことが一番大きいです。

 やっぱり監督が変わればチームの雰囲気も変わる。そういうところで良い風が吹いたのかなと。
 
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