「これからも貪欲に自分の引き出しを増やしていきたい」
この2つの意識変化が、リーグ2点目という形で結実をした。プレミアEAST第6節・市立船橋戦の0-0で迎えた50分に、市船のバックパスミスが網代の足もとに届いた。
「前半がシュートを1本も打てなくて本当に悔しかったので、後半の1本目は積極的に打つと決めていた」と、ボールを受けた網代はすぐさまゴールに向かってターンをする。すると、「敵も右前に見えたので、一度持ち替えてから左足で思い切り振り抜こうと決めた」と寄せてきた相手を右足の切り返しでずらすと、迷わず左足を一閃。ボールは弾丸ライナーで対角線上に一直線に突き進み、ゴール右隅に刺さった。
「練習の成果が出た」と笑顔を見せたように、まさにこれまでの思いを詰め込んだ渾身のミドル弾だった。
「もっと得点パターンの多い選手にならないといけないと思っているので、これからも貪欲に自分の引き出しを増やしていきたい」
「前半がシュートを1本も打てなくて本当に悔しかったので、後半の1本目は積極的に打つと決めていた」と、ボールを受けた網代はすぐさまゴールに向かってターンをする。すると、「敵も右前に見えたので、一度持ち替えてから左足で思い切り振り抜こうと決めた」と寄せてきた相手を右足の切り返しでずらすと、迷わず左足を一閃。ボールは弾丸ライナーで対角線上に一直線に突き進み、ゴール右隅に刺さった。
「練習の成果が出た」と笑顔を見せたように、まさにこれまでの思いを詰め込んだ渾身のミドル弾だった。
「もっと得点パターンの多い選手にならないといけないと思っているので、これからも貪欲に自分の引き出しを増やしていきたい」
こう語る網代に「これから意識していくのは何?」と聞くと、すかさず自分のやるべきことを口にした。
「今は左足の精度をさらに磨くことと、ゴールキックやキーパーのキックを頭でそらすのではなく、胸トラップで収めることができるようになればチームは楽になるし、自分としてもプレーの幅が広がると思っていますので、それに取り組んでいます」
必然だった今季2点目のミドル。この結果が網代にもたらす影響はかなり大きい。
より貪欲に、より獰猛に。OBである山岸祐也(福岡)、染野唯月(鹿島)の系譜を継ぐ尚志のストライカーは、手にした自信とともに、常にゴールを脅かす怖さを持つストライカーへと変貌を遂げる。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「今は左足の精度をさらに磨くことと、ゴールキックやキーパーのキックを頭でそらすのではなく、胸トラップで収めることができるようになればチームは楽になるし、自分としてもプレーの幅が広がると思っていますので、それに取り組んでいます」
必然だった今季2点目のミドル。この結果が網代にもたらす影響はかなり大きい。
より貪欲に、より獰猛に。OBである山岸祐也(福岡)、染野唯月(鹿島)の系譜を継ぐ尚志のストライカーは、手にした自信とともに、常にゴールを脅かす怖さを持つストライカーへと変貌を遂げる。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)