【リーベル】受けに回ってカウンター戦術を採用する可能性も。
■リーベル(南米代表)
12月16日の準決勝でサンフレッチェ広島を1-0で下して決勝進出。1986年のトヨタカップ以来、29年ぶりとなる“クラブ世界一”を目指す。
【準決勝・サンフレッチェ広島ーリーベル|採点&寸評】
ガジャルド監督は広島戦でもそうだったように、ビッグマッチの前日会見でスタメンを明かすケースが多いが、相手がバルサだけに今回はそれを回避。慎重な姿勢を見せる。
「コンディションが万全ではない選手もいるし、当日にならないとスタメンを発表するつもりはない。とにかくパーフェクトな試合をしてチャンスを作っていきたい」
仮にメッシとネイマールが先発し、本来のバルサと対峙することになれば、たしかに「パーフェクトな戦い」をしない限り勝利は難しい。ただ、持ち味である前線からのプレッシングは、いわば諸刃の剣だ。前掛りになって陣形が間延びすれば、いずれもスペースを与えたらほぼ止める術がない“MSN”のカウンターをモロに食らいかねない。
準決勝でも好セーブを連発した守護神バロベーロ、屈強かつ冷静なCBバランタ、「マスチェラーノ2世」と謳われるアンカーのクラネビッテルらを軸に、いつもより全体の重心を下げた受けに回り、本来のポゼッションよりもカウンターを優先した戦術を選択する可能性はあるだろう。前半を耐え凌ぎ、後半はL・ゴンサレス、サビオラという経験豊富なベテランを投入して勝負を仕掛ける――。ガジャルド監督がそんなシナリオを描いても不思議はない。
個のタレント力を考えれば、圧倒的不利なのは事実。しかし、逆に言えば完全なるチャレンジャーであり、バルサに比べればプレッシャーは少ないだろう。
「とにかく選手にはエンジョイしてもらいたい。多くのファンが日本まで来てくれたしね(約2万人)。だから、とにかく楽しめるような良い試合にしたい」(ガジャルド監督)
言うまでもなく、サッカーでは何が起こるか分からないし、一発勝負の決勝となれば尚更だ。2012年大会のファイナルでも、戦力で劣る南米王者のコリンチャンスが欧州王者のチェルシーを下すアップセットを演じている。リーベルが狙うのは、その再現だ。
文:サッカーダイジェストWEB
12月16日の準決勝でサンフレッチェ広島を1-0で下して決勝進出。1986年のトヨタカップ以来、29年ぶりとなる“クラブ世界一”を目指す。
【準決勝・サンフレッチェ広島ーリーベル|採点&寸評】
ガジャルド監督は広島戦でもそうだったように、ビッグマッチの前日会見でスタメンを明かすケースが多いが、相手がバルサだけに今回はそれを回避。慎重な姿勢を見せる。
「コンディションが万全ではない選手もいるし、当日にならないとスタメンを発表するつもりはない。とにかくパーフェクトな試合をしてチャンスを作っていきたい」
仮にメッシとネイマールが先発し、本来のバルサと対峙することになれば、たしかに「パーフェクトな戦い」をしない限り勝利は難しい。ただ、持ち味である前線からのプレッシングは、いわば諸刃の剣だ。前掛りになって陣形が間延びすれば、いずれもスペースを与えたらほぼ止める術がない“MSN”のカウンターをモロに食らいかねない。
準決勝でも好セーブを連発した守護神バロベーロ、屈強かつ冷静なCBバランタ、「マスチェラーノ2世」と謳われるアンカーのクラネビッテルらを軸に、いつもより全体の重心を下げた受けに回り、本来のポゼッションよりもカウンターを優先した戦術を選択する可能性はあるだろう。前半を耐え凌ぎ、後半はL・ゴンサレス、サビオラという経験豊富なベテランを投入して勝負を仕掛ける――。ガジャルド監督がそんなシナリオを描いても不思議はない。
個のタレント力を考えれば、圧倒的不利なのは事実。しかし、逆に言えば完全なるチャレンジャーであり、バルサに比べればプレッシャーは少ないだろう。
「とにかく選手にはエンジョイしてもらいたい。多くのファンが日本まで来てくれたしね(約2万人)。だから、とにかく楽しめるような良い試合にしたい」(ガジャルド監督)
言うまでもなく、サッカーでは何が起こるか分からないし、一発勝負の決勝となれば尚更だ。2012年大会のファイナルでも、戦力で劣る南米王者のコリンチャンスが欧州王者のチェルシーを下すアップセットを演じている。リーベルが狙うのは、その再現だ。
文:サッカーダイジェストWEB