• トップ
  • ニュース一覧
  • 【クラブW杯プレビュー】決勝・バルセロナ-リーベル|バルサのMSNが揃い踏みすれば、リーベルはあえて「受けに回る」選択も

【クラブW杯プレビュー】決勝・バルセロナ-リーベル|バルサのMSNが揃い踏みすれば、リーベルはあえて「受けに回る」選択も

カテゴリ:ワールド

2015年12月20日

【リーベル】受けに回ってカウンター戦術を採用する可能性も。

前日会見でガジャルド監督は「全力を尽くして、バルサにチャレンジしたい」とコメント。広島戦と違って先発メンバーは明かさなかった。(C)Getty Images

画像を見る

■リーベル(南米代表)
 
 12月16日の準決勝でサンフレッチェ広島を1-0で下して決勝進出。1986年のトヨタカップ以来、29年ぶりとなる“クラブ世界一”を目指す。

【準決勝・サンフレッチェ広島ーリーベル|採点&寸評】
 
 ガジャルド監督は広島戦でもそうだったように、ビッグマッチの前日会見でスタメンを明かすケースが多いが、相手がバルサだけに今回はそれを回避。慎重な姿勢を見せる。
 
「コンディションが万全ではない選手もいるし、当日にならないとスタメンを発表するつもりはない。とにかくパーフェクトな試合をしてチャンスを作っていきたい」
 
 仮にメッシとネイマールが先発し、本来のバルサと対峙することになれば、たしかに「パーフェクトな戦い」をしない限り勝利は難しい。ただ、持ち味である前線からのプレッシングは、いわば諸刃の剣だ。前掛りになって陣形が間延びすれば、いずれもスペースを与えたらほぼ止める術がない“MSN”のカウンターをモロに食らいかねない。
 
 準決勝でも好セーブを連発した守護神バロベーロ、屈強かつ冷静なCBバランタ、「マスチェラーノ2世」と謳われるアンカーのクラネビッテルらを軸に、いつもより全体の重心を下げた受けに回り、本来のポゼッションよりもカウンターを優先した戦術を選択する可能性はあるだろう。前半を耐え凌ぎ、後半はL・ゴンサレス、サビオラという経験豊富なベテランを投入して勝負を仕掛ける――。ガジャルド監督がそんなシナリオを描いても不思議はない。
 
 個のタレント力を考えれば、圧倒的不利なのは事実。しかし、逆に言えば完全なるチャレンジャーであり、バルサに比べればプレッシャーは少ないだろう。
 
「とにかく選手にはエンジョイしてもらいたい。多くのファンが日本まで来てくれたしね(約2万人)。だから、とにかく楽しめるような良い試合にしたい」(ガジャルド監督)
 
 言うまでもなく、サッカーでは何が起こるか分からないし、一発勝負の決勝となれば尚更だ。2012年大会のファイナルでも、戦力で劣る南米王者のコリンチャンスが欧州王者のチェルシーを下すアップセットを演じている。リーベルが狙うのは、その再現だ。
 
文:サッカーダイジェストWEB

【リーベル】バルセロナ戦の予想フォーメーション。

画像を見る

【関連記事】
【クラブW杯プレビュー】3位決定戦・サンフレッチェ広島-広州恒大|「攻める広州・耐える広島」の構図に?
【バルサ来日記念4コマ漫画】「BARCAなヤツラ」第3回――病院で独り言を呟くメッシ
【クラブW杯】バルサの闘将マスチェラーノが語る「古巣リーベル戦への想い」
【クラブW杯】MSNが崩壊しても、バルサにはイニエスタがいる
【クラブW杯】「12番目の選手」に相応しいリーベル・サポーター

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ