「ファイナルへの準備はしっかりできている」
ボールポゼッションが75パーセント、シュート数が17本(広州恒大は3本)に達するなど、広州恒大と戦った12月17日のクラブワールドカップ準決勝でバルセロナは、大方の予想通りゲームを完全に支配した。
しかし、39分に先制ゴールを奪う前に、二度のピンチを迎えていたことを忘れるべきではないだろう。ピケの縦パスをパウリ―ニョにカットされ、そのままCFエウケソンに繋がれた12分、同じく逆襲からジョン・ジーに右サイドを破られそうになった29分である。
そのまま抜け出されていれば、GKとの1対1になっていた可能性もある2つのピンチ。このいずれも身を呈して防いだのが、CBのマスチェラーノだ。
この両シーンの後には、ネガティブ・トランジション(攻→守の切り替え)が悪く、ヒヤリとする相手のカウンターを許したチームメイトを大声で叱咤。持ち前のリーダーシップでチームを引き締めた。
大会史上初のハットトリックを決めたスアレス、崩しの核として別格の存在感を放ったイニエスタとともに、3-0勝利の立役者の一人と言っていいだろう。
【PHOTOハイライト】バルセロナ 3-0 広州恒大
12月20日の決勝の相手は、14~21歳までの7年間を過ごした古巣リーベル。意識しないわけがないが、あくまでもバルサのために全力を尽くすと誓った。
「古巣との試合はよくあることで、サッカーの一部だ。今はバルサの一員なので、感情的にならずにベストを尽くしたい。僕がまだ入る前だったけど、バルサは2009年にエストゥディアンテスを下して世界一になっている。今回もアルゼンチン勢が相手だけど、ファイナルに求められるのは勝利だけだ。相手も南米の厳しい戦いを制したビッグクラブだから、良い試合になるだろう。全力を尽くしたい」
準決勝を欠場したメッシとネイマールの決勝出場は、ギリギリまで不透明。それでも、今のチーム力に自信を持っている。
「この1年は怪我人が多く、様々なシステムや選手、プレースタイル、オプションを試しながら戦ってきた。その意味では、ファイナルへの準備はしっかりできていると思う」
闘将マスチェラーノのパフォーマンスは、決勝でもバルサ守備陣の鍵を握るに違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
しかし、39分に先制ゴールを奪う前に、二度のピンチを迎えていたことを忘れるべきではないだろう。ピケの縦パスをパウリ―ニョにカットされ、そのままCFエウケソンに繋がれた12分、同じく逆襲からジョン・ジーに右サイドを破られそうになった29分である。
そのまま抜け出されていれば、GKとの1対1になっていた可能性もある2つのピンチ。このいずれも身を呈して防いだのが、CBのマスチェラーノだ。
この両シーンの後には、ネガティブ・トランジション(攻→守の切り替え)が悪く、ヒヤリとする相手のカウンターを許したチームメイトを大声で叱咤。持ち前のリーダーシップでチームを引き締めた。
大会史上初のハットトリックを決めたスアレス、崩しの核として別格の存在感を放ったイニエスタとともに、3-0勝利の立役者の一人と言っていいだろう。
【PHOTOハイライト】バルセロナ 3-0 広州恒大
12月20日の決勝の相手は、14~21歳までの7年間を過ごした古巣リーベル。意識しないわけがないが、あくまでもバルサのために全力を尽くすと誓った。
「古巣との試合はよくあることで、サッカーの一部だ。今はバルサの一員なので、感情的にならずにベストを尽くしたい。僕がまだ入る前だったけど、バルサは2009年にエストゥディアンテスを下して世界一になっている。今回もアルゼンチン勢が相手だけど、ファイナルに求められるのは勝利だけだ。相手も南米の厳しい戦いを制したビッグクラブだから、良い試合になるだろう。全力を尽くしたい」
準決勝を欠場したメッシとネイマールの決勝出場は、ギリギリまで不透明。それでも、今のチーム力に自信を持っている。
「この1年は怪我人が多く、様々なシステムや選手、プレースタイル、オプションを試しながら戦ってきた。その意味では、ファイナルへの準備はしっかりできていると思う」
闘将マスチェラーノのパフォーマンスは、決勝でもバルサ守備陣の鍵を握るに違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)