トップチームの前座試合にすれば、若手も多くの観客の前で戦える。
「大学経由」と比較してもメリットは大きい。大学リーグの競技レベルはJ3と比べて遜色はないが、大学の場合はチームメイトも対戦相手も同年代の選手ばかりになってしまうのが大きな問題点なのだ。
それに対して、J3ではかつて代表で活躍したようなベテラン選手が何人もプレーしており、そういうベテランを相手に真剣勝負することで、学ぶものは大きいだろう。また、J3にはハイレベルなサッカーを目指す指導者も多く、さまざまなタイプのチームが存在する。大学サッカー以上に戦術的バリエーションが多いので良い経験ができるはずだ。
Jリーグの決定によれば「セカンドチーム」は「オーバーエイジ3人を含むU-23」となるようだ。しかし、若手にとってはベテラン選手とともに戦うことは貴重な経験になる。もちろん、この制度の目的は「若手の育成」なのだが、オーバーエイジは3人までなどと厳密に制限しなくていいのではないだろうか。
また、セカンドチームの試合をトップチームの前座として行なうことも提案したい。そうすれば、セカンドチームの選手たちも多くの観客の前で、また熱心なサポーターの前で戦うことができる。
僕は、昔、ブエノスアイレスのスーペルクラシコ、ボカ・ジュニオルス対リーベルプレートの前座で行なわれた、セカンドチームの試合を見たことがある。数万の観衆がトップチームの試合と同じように激しい声援を送っており、そんな痺れるような環境で若い選手たちが真剣勝負を繰り広げているのを見て、「これは実に貴重な実戦の場だな」と感心したことがある。
文:後藤健生(サッカージャーナリスト)
それに対して、J3ではかつて代表で活躍したようなベテラン選手が何人もプレーしており、そういうベテランを相手に真剣勝負することで、学ぶものは大きいだろう。また、J3にはハイレベルなサッカーを目指す指導者も多く、さまざまなタイプのチームが存在する。大学サッカー以上に戦術的バリエーションが多いので良い経験ができるはずだ。
Jリーグの決定によれば「セカンドチーム」は「オーバーエイジ3人を含むU-23」となるようだ。しかし、若手にとってはベテラン選手とともに戦うことは貴重な経験になる。もちろん、この制度の目的は「若手の育成」なのだが、オーバーエイジは3人までなどと厳密に制限しなくていいのではないだろうか。
また、セカンドチームの試合をトップチームの前座として行なうことも提案したい。そうすれば、セカンドチームの選手たちも多くの観客の前で、また熱心なサポーターの前で戦うことができる。
僕は、昔、ブエノスアイレスのスーペルクラシコ、ボカ・ジュニオルス対リーベルプレートの前座で行なわれた、セカンドチームの試合を見たことがある。数万の観衆がトップチームの試合と同じように激しい声援を送っており、そんな痺れるような環境で若い選手たちが真剣勝負を繰り広げているのを見て、「これは実に貴重な実戦の場だな」と感心したことがある。
文:後藤健生(サッカージャーナリスト)