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大黒将志の“本物の技術”に魅せられて。U-17代表候補FW山本吟侍が猛アピール!「勝ち残るにはゴールが必要だった」

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年05月01日

試合前から意識していたファーストタッチ

大黒コーチ(右から2人目)の実戦的な動きに、山本も「動きが早くてびっくりした」と驚嘆。写真:松尾祐希

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 巡ってきたチャンスを活かした山本だが、この2ゴールが生まれた背景には、“ある人”からの助言もあった。それが今回の活動に帯同しているゲストコーチの大黒将志氏だ。現在G大阪のアカデミーでストライカーコーチを務める元日本代表FWから、今合宿では多くのことを学んだという。

「フォワードとして、絶対にこの合宿で多くのモノを吸収しようと思っていた。プルアウェイの動きや、その際にどう身体を反転させるのか。そういう動きは大黒さんから学ばせてもらえて、実際に細かく教えてもらった」

 特に参考になったのが、プルアウェイ時の駆け引きだ。相手の後ろに隠れる動きや、オフサイドポジションで構えて、一瞬の動きで相手の前に入るプレー。そういう狡猾な動きは聞くよりも、実際に指導を受けて学ぶほうが吸収できる。

 実技指導で示してもらった際に、山本は「動きが早くてびっくりした」と目を丸くしたが、「下がったあとに前へ出る動きの際に、ちょっとボールがずれれば、自分は受けられなかったけど、大黒さんは身体が前向きなのでズレても受けられていた」と、“本物の技術”を前に心を躍らせた。
 
 プルアウェイの動きは簡単には真似できないが、アドバイスが活きた場面もあった。それが2点目のシーンだ。

「大黒さんから『ファーストタッチにこだわれ!』というアドバイスをもらった。前日の練習では上手くいっていなかったけど、試合前からずっと意識をしていた」

 クロスをしっかり収めてゴールを決めており、大黒コーチの助言が見事に活きた。

 充実の時間を過ごした山本は、この技術をチームに持ち帰り、自分のモノにできるか。代表入りを目ざすストライカーはさらなる成長を期し、大黒コーチの教えを胸に刻んで前に進んでいく。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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