悲願のプレミアリーグ昇格! タイムアップの瞬間、3年生の目には涙が…。
「クラブユース選手権を経験して、チームのなかで誰かに頼るのではなく、タフに戦えるように成長した」と松橋力蔵監督が手応えを掴んだチームは、大混戦となったプリンスリーグ関東で優勝を果たし、初のプレミアリーグ参入戦に駒を進めた。
1回戦の九州国際大附戦に2-0で勝利すると、新潟明訓との昇格決定戦では、MF加藤潤を中心に組織的なサッカーを展開する相手に対し、攻守に安定した試合運びを見せた。
0-0で迎えた51分、左サイドを突破した堀のグラウンダーのクロスを、ファーサイドに飛び込んだ和田がスライディングシュートで突き刺し、先制点を挙げると、65分には和田が鮮やかな胸トラップからのループシュートを決め、一気に試合を決定付ける。
その後、新潟明訓の猛攻に防戦を強いられるものの、GK原田、板倉と有馬の鉄壁のトリオを軸に凌ぎきり、後半アディショナルタイムには途中出場の1年生FW・岩城大助がダメ押しの3点目を決めて、3-0で快勝を収めた。
ついに悲願のプレミアリーグ昇格を勝ち取った。タイムアップの瞬間、和田をはじめ3年生は涙を流した。この光景に、松橋監督は「まさか3年生が泣くとは思わなかった。そのくらい強い気持ちを持って戦ってくれたことが、ものすごく嬉しかった。今年のチームは目標に対しての意識が非常に高かった」と目を細めた。
日本クラブユース選手権、プリンスリーグ関東、そしてプレミアリーグ参入決定戦と、彼らはチームとして一丸となって目標を達成した。1、2年生が多いチームだけに、プレミア初年度となる来年は、否が応でも期待が集まる。
「今試合に出ている選手は決して安泰ではない。プレミアリーグを通じて競争を促して、選手が成長する戦い方をしたい」
松橋監督は言葉こそ冷静だったが、表情からは手応えと意欲が見て取れた。育成の名門が勝ち取ったプレミアリーグ。来年は待ちに待ったステージで躍動するトリコロールカラーのユニホームが見られるはずだ。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
1回戦の九州国際大附戦に2-0で勝利すると、新潟明訓との昇格決定戦では、MF加藤潤を中心に組織的なサッカーを展開する相手に対し、攻守に安定した試合運びを見せた。
0-0で迎えた51分、左サイドを突破した堀のグラウンダーのクロスを、ファーサイドに飛び込んだ和田がスライディングシュートで突き刺し、先制点を挙げると、65分には和田が鮮やかな胸トラップからのループシュートを決め、一気に試合を決定付ける。
その後、新潟明訓の猛攻に防戦を強いられるものの、GK原田、板倉と有馬の鉄壁のトリオを軸に凌ぎきり、後半アディショナルタイムには途中出場の1年生FW・岩城大助がダメ押しの3点目を決めて、3-0で快勝を収めた。
ついに悲願のプレミアリーグ昇格を勝ち取った。タイムアップの瞬間、和田をはじめ3年生は涙を流した。この光景に、松橋監督は「まさか3年生が泣くとは思わなかった。そのくらい強い気持ちを持って戦ってくれたことが、ものすごく嬉しかった。今年のチームは目標に対しての意識が非常に高かった」と目を細めた。
日本クラブユース選手権、プリンスリーグ関東、そしてプレミアリーグ参入決定戦と、彼らはチームとして一丸となって目標を達成した。1、2年生が多いチームだけに、プレミア初年度となる来年は、否が応でも期待が集まる。
「今試合に出ている選手は決して安泰ではない。プレミアリーグを通じて競争を促して、選手が成長する戦い方をしたい」
松橋監督は言葉こそ冷静だったが、表情からは手応えと意欲が見て取れた。育成の名門が勝ち取ったプレミアリーグ。来年は待ちに待ったステージで躍動するトリコロールカラーのユニホームが見られるはずだ。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)