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「ステップアップ移籍の機は熟した?」日本代表期待の右SB、菅原由勢はこの問いかけになんと答えた?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2023年04月25日

「レベル、強度の高いほうの基準を忘れないようにしたい」

3月のウルグアイ戦では初の先発を飾った。日本代表での定着→レギュラー獲りを狙う。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 3月のインターナショナルマッチウィークから1か月が経った。日本代表から所属クラブに戻り、菅原が心がけてきたことは何だろうか?

「代表の試合のインテンシティの高さだとか、個人のレベルとか、あの基準を常に考えながらプレーしないといけない。今日の試合と代表戦を比べると、代表の試合のほうがはるかに質も強度も高かった。そういうレベル、強度の高いほうの基準を忘れないように、毎試合心がけています。今日は失点することなく試合を終えることができましたが、(決定的な)シュートを撃たれたシーンもありましたので、抜け目なくしっかりやり続けることが大切だと思いました。代表に生き残っていくためにも自分のレベルを上げ続けるしかない。そこに集中したい」

 AZで公式戦150試合10ゴール・20アシストと区切りのいい数字が並ぶ菅原。そろそろ次のステップの機が熟してきたのではないだろうか。
 
「タイミング的にAZでもう4年。今シーズンの出来としても、夏に――というのは考えていると言えばいる。だけど、そういうのを考えていると怪我をするし、良くないことが起こる可能性もある。まずは試合に使ってもらっている中で自分のパファーマンスを出すことが結果的に移籍につながってくる。もちろん、(移籍を)意識しないことはないですが、意識しすぎることも(良くない)。今はタイミング的にもレベルアップしないといけない時期だと感じてます。まずは1試合1試合のパフォーマンスでその可能性を広げられるように――今はそういうところですかね」

 アヤックス戦、PSV戦に加え、カンファレンスリーグの準決勝、対ウェストハム・ユナイテッド戦とビッグマッチが5月に待ち受けるAZ。質とインテンシティの高い試合が続くなか、菅原とチームが今シーズンを見事に締めくくることを期待したい。

取材・文●中田 徹

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