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「あの16番、何者だ」大観衆をザワつかせた流経大柏の2年生FW柚木創。プレーの記憶を積み重ね、再現性を持ったアクションで勝負!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年04月20日

股抜きスルーパスをスラスラと解説

卓越したドリブルやパスに加え、果敢なチェイシングなど守備でも貢献する。写真:安藤隆人

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 結果は後半だけで15本、合計21本のシュートを浴びせ、相手のシュートは後半の1本に抑えたが、開始早々のオウンゴールが最後まで重くのしかかり、流通経済大柏は0-1の敗戦を喫した。

「この負けは本当に悔しい。この試合は絶対に落としてはいけなかった」

 試合後、柚木は悔しさをあらわにしながら、こう口にした。確かにチームにとってはあまりにも痛すぎる敗戦だが、彼のプレーのクオリティは間違いなく際立った一戦だった。

 後半の股抜きスルーパスについて聞くと、「相手のセンターバックがあまり食いついてこなかったので、高い位置でボールを受けたら落とさずに前を向くことを意識していました。あのシーンも前を向いたら、敵が目の前にいて、あまり選択肢はなかったのですが、葛西が狙っているのは把握していたし、相手の股の下が開いていたので間髪入れずにアウトサイドで出しました」と、スラスラとその時の描写が出てきた。他のプレーについて聞いても、すぐにそのシチュエーションが言葉として出てくる。
 
 これは選手にとって非常に重要なことだ。それだけ試合中に考えて、駆け引きをしながらプレーしている証拠であり、プレーの記憶を積み重ねて再現性を持ったアクションができる選手の特長でもある。それだけでも柚木の能力の高さ、ポテンシャルを測り知ることができる。

「ボールを受ける前は基本、センターバックとゴールを両方見ていますし、それを把握したうえで味方の動きも間接視野に入れています」

 そんな柚木はこの悔しい敗戦をどうプレーにアップデートさせていくのか。次なる相手は同じ千葉の最大のライバル・市立船橋。「この試合をターニングポイントにして、しっかりと準備をしてライバルを倒したい」と誓った柚木は、千葉ダービーでどのようなプレーを見せてくれるのか。非常に楽しみだ。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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