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【クラブW杯】“まさかの負傷者続出”はJリーグの過密日程が原因? 森保監督は「疲労が回復しなかった」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェスト編集部

2015年12月11日

コメント/サンフレッチェ広島|森保 一監督「怪我人の状況ですが、おそらく次の試合には3人とも出られない」

まさかのアクシデントに見舞われた森保監督。それでも「怪我人が出ても、押し込まれてもどうやって勝つかという試合ができた」と前を向いた。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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■サンフレッチェ広島
森保 一(監督)
 
「今日の試合は、フィジカルの部分、球際の部分でタフな試合になると思っていた。オークランド・シティはポゼッションが上手いチームで、しっかりと守備しないといけない、球際の勝負をしっかりしないといけないと思って臨んだ。前半の良い時間帯に先制点を挙げ、怪我人で3枠の交代枠を使わないといけない事態になりましたが、それでも落ち着いて相手に得点を与えず、追加点をしっかり奪って勝ち切った。シーズン中もやってきた展開でやれました」
 
――広島が強い要因は?
「選手が良いポジションから守備のアプローチをかけるのと、あとは個々の局面で責任を持って粘り強く守備をする。それが我々の守備の良いところだと思っている。本当はもっと攻撃にも推進力を持たせていきたかったですが、怪我で交代枠を3つ使わなければいけなった。リードした展開のなかで相手の脅威になる攻撃が今日はできなかった。それでもしっかりゼロに抑えて、追加点を奪えましたし、これまでやってきたことが世界の舞台でも出せたと思っています」
 
――次の試合で戦うマゼンベは、どういうチームだと思いますか? また、怪我した選手も含めて、今日プレーした選手は次戦に出られると思いますか?
「怪我人の状況ですが、おそらく次の試合には3人とも出られないと思います。ふたりは膝の怪我、そしてひとりは足首の怪我。まだ詳細は分かっていませんが、歩いている姿を見ると、次の試合は難しいだろうなと。マゼンベの印象は、非常に個人の身体能力が高く、スピードとパワーを兼ね備えていると思います」
 
――リーグ戦からメンバーを代えた理由は?
「連戦の疲労を考慮して、選手を入れ替えて今シーズンは戦ってきた。今日もチームの総合力で勝って次のステージに行こうということで入れ替えました。チャンピオンシップ2試合は、本当に心身ともにプレシャーのかかるなか、優勝を懸けて戦った。その後は中4日で今日の試合を迎えましたが、いろいろなイベントがあって、回復の時間がなかなか取れなかった。よりフレッシュな選手を出してゲームをモノにする、次のステージに進むことを考えて選手起用をしました」
 
――これまで90分プレーしていなかった選手への評価は?
「クオリティの部分では、攻撃も守備も上げなければいけない。直近の試合から代えたメンバーについては、持っているものを出してくれたと思いますし、フィジカル的に90分試合してもまったく問題なかったと思います。みなさんは練習をあまり見られていないので、ちょっと不思議な部分はあると思いますけど、Jリーグの優勝争いをしている時に、今日の先発で言うと前線の3枚、皆川、野津田、浅野はレギュラー組と練習をしていたし、中2週間空いたなかで組み合わせも考えてきた。他の選手に関しても、シーズンのなかで結果を出している選手なので、そこは自信を持って送り出しました。今季を戦ううえで、Jリーグと天皇杯はすべて入れ替えてやってきましたけど、彼らが結果を出して天皇杯も勝ち進んできている。皆川に関しては、直近の公式戦で言うと4試合連続ゴールだと思いますし、チームとして自信を持って送り出しました」
 
――怪我で3人交代というのは、監督やってから初めてだと思うのですが、レフェリリングについて希望はありますか?
「初めてです。両方のチームがあってのことですけど、ちょっと『おやっ?』って思うような、疑問に思うようなレフェリングがあったと思います。まぁそこはいつもあることですし、あまり文句を言わずに。その時におかしいなと思ったことは正直に言わせてもらいますけど、しつこく食い下がるようなことはせず、レフェリーのことはリスペクトとしてやっていきたいと思います。怪我に関しては、レフェリングというよりコンディションのところ。チャンピオンシップの連戦を戦い、疲労が回復しないなかでも気持ちはあって、いつものタイミングでボールを奪いに行っているけど、少し遅れたり。そういう部分で自分のプレーのイメージと、実際の身体の動きが多少違うところもあって、疲労もひょっとしたら関係しているのかなと思います」
 
――ボールポゼッションで広島は33パーセント。監督はどのように見ますか?
「オークランド・シティが強いチームで、ボールポゼッションも上手かった。そこはある程度、仕方ないと思っています。我々も実際はボールを握って、試合を動かしたいといつも考えていますが、怪我人が出てしまった。先制後は特にボールを握りながら試合を進めたかったですが、上手くいかなかった。先制点を良い形で奪えたので、相手にある程度押し込まれたとしても、そこは逆に自分たちにとってはカウンターのチャンスだと受け止めて、攻撃を受けている時も選手たちは落ち着いて『守備から攻撃へ』の気持ちを持ちつつ戦ってくれた。ボールポゼッション率は相手が高かったかもしれませんが、怪我人が出ても、押し込まれてもどうやって勝つかという試合ができた。選手は良い判断をしながら、冷静に勝ち切ってくれたと思います」
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