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【プレミア現地コラム】生まれ変わったストーク。マンチェスター・シティを圧倒した“技巧派カルテット”に要注目だ

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2015年12月10日

新戦力のシャキリがフィットしつつある

少しずつチームに馴染んできた新戦力のシャキリ。マンチェスター・シティ戦での2アシストで、波に乗るか。 (C)Getty Images

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 敵の最終ラインにはリーダーのヴァンサン・コンパニが不在だったとはいえ、2得点のアルナウトビッチに対して「4ゴールを決めるべきだった」と各紙が報じたほどに圧倒。『メール・オン・サンデー』紙によれば「6得点が可能だった」という。
 
 中盤で忙しく働いたアフェライの前方で、魅惑の3トップは次から次へとチャンスを創出した。前半早々の7分、ボージャンの巧みなキープから始まり、シャキリが右サイドを突破して放ったクロスをアルナウトビッチが冷静にフィニッシュした先制点は、シティ破壊劇の序章にすぎなかった。
 
 昨年の夏にボージャンの獲得(バルセロナから)が決まった当初は、だれもが面食らったものだ。今夏のアフェライとシャキリの加入にも、少なからず驚かされた。
 
 だが、このシティ戦で華麗な個人技も披露しながら2アシストを決めたシャキリがフィットしている様子を目にすれば、ストークへの移籍を考える攻撃タレントが増えつづけても不思議ではない。
 
 プレミアリーグの「トップ6候補」というメディアの最新評価が海の向こうにも届けば、なおさらだ。
 
 技巧派が苦手とするフィジカルで守備的な試合の代名詞として、長らく用いられてきたのが「寒い雨の夜のストーク戦」という表現。このフレーズを耳にしなくなる日は近いかもしれない。
 
 ブリタニア(ストークのホームスタジアム)のピッチで、ホームチームのトレードマークだったロングパスやロングスローがすでに影を潜めているように。
 
文:山中忍
 
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
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