【CLポイント解説】作戦通りだったチェルシーと、その術中にはまったポルト

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2015年12月10日

チェルシーが狙い通りのゲームプランで勝利を手に。

チェルシー対ポルト戦の結果&フォーメーション。

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不調のセスクに代わって先発したラミレス(左)。先制点の起点となるなどモウリーニョ監督の期待に応えた。(C)Getty Images

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 いずれも勝てば首位でのベスト16進出が決まり、負ければグループステージ敗退の危険があった12月9日のチェルシー対ポルト。両軍が必勝の覚悟で臨んだグループG第6節は、カウンターに勝負を懸けたチェルシーが、3バックで勝負に出たポルトから前後半に1ゴールずつを奪い、地味だが狙い通りの勝利を手にした。チェルシーは16強進出を決め、一方のポルトは3位に転落してELに回ることとなった。
 
■ポイント1
チェルシーのカウンター戦術が機能

 
 主砲のD・コスタとアシスト源のセスクが揃って低調で、ゴールを奪うのに苦労している今シーズンのチェルシーにすれば、引いてカウンターを狙う作戦は妥当だった。
 
 そして、このゲームプランは実際に奏功。12分の先制点は幸運なゴールではあった。D・コスタのシュートは敵GKカシージャスに防がれたが、マルカノに当たってゴールマウスへと転がっていったのだ。
 
 しかしこの得点機は、運動量と守備力を買われてセスクの代わりに先発したラミレスが起点となり、自陣内からのボールをアザールが即座にスルーパスに変えたカウンターの産物だった。
 
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