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【移籍専門記者コラム】契約満了間近のラベッシ。ユーベは「待ち」の状態、バルサ行きは裏付けがない

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2015年12月07日

メッシと仲が良い。しかしそれ以上でもそれ以下でもない。

ラベッシへの熱が冷めたチェルシーは現在、デブレツェニのバロク(手前)の獲得に注力。すでに事実上、交渉をまとめ上げた。(C)Getty Images

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 一方、一部で噂に挙がったバルセロナ行きは、まったく裏付けのない話だ。ラベッシとリオネル・メッシは仲が良い。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。そもそもバルサは、今夏に獲得したアルダ・トゥランが来年1月から登録可能に。ウイングの量不足はまもなく解消される。
 
 チェルシー? 過去にはたしかに興味を示したが、今はずっと冷めている。攻撃陣の世代交代に取り組んでいるクラブが、31歳のストライカーを獲得する可能性は低いだろう。
 
 むしろチェルシーがいま熱心なのは、ノルベルト・バログというハンガリーU-21代表の19歳。デブレツェニでプレーする197センチの大型FWだ。すでにパレルモが獲得に動いたが、500万ユーロ(約7億円)という値段を吹っ掛けられて、引き下がらざるをえなかった。
 
 というのも、すでにチェルシーと事実上の合意に達しているからだ。スカウト陣の評価は非常に高い。そして間違いなくラベッシよりも英語が上手い。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。父は70~90年代にナポリ、ジェノア、レッチェなどで監督を歴任し、現在はTVコメンテーターのジャンニ・ディ・マルツィオ。選手としては才能に恵まれず、ジャーナリストを志し、パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタート。2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。父を通して得た人脈を活かしてカルチョの世界に広いネットワークを築き、移籍マーケットの専門記者という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち、しかもしっかり裏が取れるまでは決して情報を出さない。発信するニュースはすべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではない。
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