選手に「守れ」と指示するのではなく“どう守るのか”を提示できるか
3月のEURO予選はリトアニア、モンテネグロとの2連戦でした。結果はともに2―0。リトアニアはFIFAランニング144位で、モンテネグロは同69位なので物足りないと感じられるかもしれません。ですが公式戦でリトアニアも守備ブロックを強固にしていましたし、“旧ユーゴスラビアダービー”のモンテネグロ戦は鳥肌が立つほど独特な雰囲気の中での試合でした(決して殺伐しているのではなく、友好的かつ真剣勝負。神戸のFWステファン・ムゴシャとは現在のJリーグについて共有することもでき、有意義な時間になりました)。
そして我々が2試合で掲げたテーマは『無失点』。一部では守備重視とも言われましたが、ワールドカップで勝ち上がっていくための重要な要素であるのは明白。そこにブレはありません。
ただ、間違えてはいけないのが、選手に「守れ」と指示するのではなく“どう守るのか”を提示できるか、実践で落とし込めるか……です。これこそがカタール・ワールドカップからEURO2024へのアップデートになります。
そして我々が2試合で掲げたテーマは『無失点』。一部では守備重視とも言われましたが、ワールドカップで勝ち上がっていくための重要な要素であるのは明白。そこにブレはありません。
ただ、間違えてはいけないのが、選手に「守れ」と指示するのではなく“どう守るのか”を提示できるか、実践で落とし込めるか……です。これこそがカタール・ワールドカップからEURO2024へのアップデートになります。
その前段階として1月に親善試合アメリカ戦を実施。国際Aマッチウイークではないので主力級は選外で、メンバー23選手は全員初招集。練習からゾーンごとに細かく分けて、約束事を徹底させました。また守備から攻撃へのポジティブトランジションやDF陣にも運動量を求めるなどタクティクス(戦略)の部分で変更を加え、試合当日までの練習の進め方も変えてみました。
そして3月の招集ではアメリカ遠征に行ったなかからMFストラヒニャ・エラコヴィッチ(レッドスター)ら4選手を引き上げ、守備的MFが本職のネマニャ・グデリ(セビージャ)をCBで起用することにもトライ。少しずつ違ったカラーを加えながら、結果を求めていく作業は今後も続いていきます。
次のEURO予選は6月、ブルガリア戦です。勝てば勝点9。本大会出場のための想定勝点は15なので、ここで勝つことは今後のチーム強化にも大きく影響を及ぼすので気を引き締めなければなりません。
そして3月の招集ではアメリカ遠征に行ったなかからMFストラヒニャ・エラコヴィッチ(レッドスター)ら4選手を引き上げ、守備的MFが本職のネマニャ・グデリ(セビージャ)をCBで起用することにもトライ。少しずつ違ったカラーを加えながら、結果を求めていく作業は今後も続いていきます。
次のEURO予選は6月、ブルガリア戦です。勝てば勝点9。本大会出場のための想定勝点は15なので、ここで勝つことは今後のチーム強化にも大きく影響を及ぼすので気を引き締めなければなりません。