G大阪――エースの一撃で、勝利の女神を振り向かせろ。
チャンピオンシップ決勝・第2戦
サンフレッチェ広島-ガンバ大阪
12月5日(土)/19:30/エディオンスタジアム広島
(第1戦は3-2で広島が勝利)
ガンバ大阪
年間成績:3位 勝点63 18勝9分7敗 56得点・37失点
【担当記者の視点】
CS決勝第1戦は2-3と敗れ、第2戦では少なくとも2点が必要となる苦しい状況だ。第1戦は途中出場となったパトリックの先発が濃厚で、退場処分を受けたオ・ジェソクに代わって右SBは米倉が出場予定。トップ下の先発は宇佐美か倉田で、前者が先発の場合は「攻守のバランス重視」であり、後者が先発の場合は宇佐美が左MFに入るはずで「攻撃重視」と見ていいだろう。
第2戦で広島に1点奪われると極めて苦しくなるだけに、攻守のバランスを意識しながら先制点を狙う展開となりそうだ。ベンチには第1戦でゴールを決めた191センチの長沢が控えており、状況に応じてパトリックとの“ツインタワー”もあり得る。G大阪の“逆転優勝”が起こり得るパターンは下記の3つだ。
パターン1:2-0(※その他2点差以上での勝利)
パターン2:4-3以上のスコアで1点差の勝利
パターン3:3-2(15分ハーフの延長戦に突入)
11月28日のCS準決勝から12月5日のCS決勝第2戦の日程もタイトで、中3日と中2日と十分な休息時間もないまま最終決戦に挑まざるを得ない。広島との第1戦では、後半途中から遠藤や宇佐美ら主軸に疲労の色が垣間見え、チーム全体の運動量も低下。そうした流れのなかでオ・ジェソクの退場劇が生まれただけに、コンディション面ではやはり分が悪いか。
Eスタでの対戦成績は「15試合/8勝3分4敗(勝率0.533)/25得点・27失点」と悪くない。また、G大阪にとって追い風とも言えるデータがある。
データ1:CS準決勝と決勝第1戦は、ともに後半にゴールが生まれた
データ2:CS準決勝と決勝第1戦は、ともに「アウェーチーム」が劇的勝利
データ3:宇佐美がゴールを決めれば“不敗”は38試合継続中(※代表戦やスーパーカップを含めると41試合継続中)
今季のCS準決勝と決勝第1戦は、ともに後半にゴールが生まれており、さらに「アウェーチーム」が劇的な展開で勝利を収めている。これを第2戦に当てはめれば、「後半にG大阪のゴールが生まれ、最終的に劇的な勝利を収める」となる。あくまで2試合の傾向とはいえ、十分にあり得るシナリオだ。
さらに、宇佐美がゴールすると負けない“不敗神話”は38試合継続中。第2ステージ12節の柏戦(9月26日)以来、公式戦10試合出場も不発と燻るが、仮にエースが一撃を叩き込めば――。勝利の女神は、逆境を克服した“青黒”に微笑むはずだ。
文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
サンフレッチェ広島-ガンバ大阪
12月5日(土)/19:30/エディオンスタジアム広島
(第1戦は3-2で広島が勝利)
ガンバ大阪
年間成績:3位 勝点63 18勝9分7敗 56得点・37失点
【担当記者の視点】
CS決勝第1戦は2-3と敗れ、第2戦では少なくとも2点が必要となる苦しい状況だ。第1戦は途中出場となったパトリックの先発が濃厚で、退場処分を受けたオ・ジェソクに代わって右SBは米倉が出場予定。トップ下の先発は宇佐美か倉田で、前者が先発の場合は「攻守のバランス重視」であり、後者が先発の場合は宇佐美が左MFに入るはずで「攻撃重視」と見ていいだろう。
第2戦で広島に1点奪われると極めて苦しくなるだけに、攻守のバランスを意識しながら先制点を狙う展開となりそうだ。ベンチには第1戦でゴールを決めた191センチの長沢が控えており、状況に応じてパトリックとの“ツインタワー”もあり得る。G大阪の“逆転優勝”が起こり得るパターンは下記の3つだ。
パターン1:2-0(※その他2点差以上での勝利)
パターン2:4-3以上のスコアで1点差の勝利
パターン3:3-2(15分ハーフの延長戦に突入)
11月28日のCS準決勝から12月5日のCS決勝第2戦の日程もタイトで、中3日と中2日と十分な休息時間もないまま最終決戦に挑まざるを得ない。広島との第1戦では、後半途中から遠藤や宇佐美ら主軸に疲労の色が垣間見え、チーム全体の運動量も低下。そうした流れのなかでオ・ジェソクの退場劇が生まれただけに、コンディション面ではやはり分が悪いか。
Eスタでの対戦成績は「15試合/8勝3分4敗(勝率0.533)/25得点・27失点」と悪くない。また、G大阪にとって追い風とも言えるデータがある。
データ1:CS準決勝と決勝第1戦は、ともに後半にゴールが生まれた
データ2:CS準決勝と決勝第1戦は、ともに「アウェーチーム」が劇的勝利
データ3:宇佐美がゴールを決めれば“不敗”は38試合継続中(※代表戦やスーパーカップを含めると41試合継続中)
今季のCS準決勝と決勝第1戦は、ともに後半にゴールが生まれており、さらに「アウェーチーム」が劇的な展開で勝利を収めている。これを第2戦に当てはめれば、「後半にG大阪のゴールが生まれ、最終的に劇的な勝利を収める」となる。あくまで2試合の傾向とはいえ、十分にあり得るシナリオだ。
さらに、宇佐美がゴールすると負けない“不敗神話”は38試合継続中。第2ステージ12節の柏戦(9月26日)以来、公式戦10試合出場も不発と燻るが、仮にエースが一撃を叩き込めば――。勝利の女神は、逆境を克服した“青黒”に微笑むはずだ。
文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)