• トップ
  • ニュース一覧
  • 【G大阪】“劇的な逆転優勝”に持ってこいの逆境。「準優勝確率100パーセント」のジンクスを破れるか

【G大阪】“劇的な逆転優勝”に持ってこいの逆境。「準優勝確率100パーセント」のジンクスを破れるか

カテゴリ:Jリーグ

2015年12月03日

“土壇場力”や“瀬戸際力”はG大阪の代名詞。「優勝するには絶好のシチュエーション」(丹羽)。

アディショナルタイムに2失点したG大阪は、チャンピオンシップ決勝の第1戦で2-3と敗戦。写真:サッカーダイジェスト

画像を見る

 
 劇的な散り様だった。チャンピオンシップ決勝第1戦、長沢のゴールで先制したG大阪は、広島に一度追いつかれながらも今野の一撃で再び突き放す。ところが、二度のリードを奪いながらも逃げ切れず、終了間際に勝ち越し弾を決められて敗れた。
 
 まさに「逆転負け」の典型とも言える展開だ。なによりも重くのしかかるのは“2-3”のスコアだ。年間優勝のためには、5日の第2戦(@Eスタ)で最低2ゴールが必要になる。決して容易いミッションではない。だが、丹羽は言う。
 
「今日の試合で2点取れているのは事実。次の試合で(失点を)ゼロに抑えて、2-0で勝って優勝できる。今日2点取れたのはポジティブなこと。相手に3点取られたことは忘れて、(ガンバが)2点取れたことだけを頭に刻み込むぐらいの気持ちでいい」
 
 1993年から2004年にかけて、これまで実施されたチャンピオンシップは9回。そこから浮かび上がるひとつの法則は、「第1戦に勝利したチームの優勝確率は100パーセント」。つまり、過去の結果から未来を予測すれば、「G大阪の“準優勝”確率は100パーセント」となる。
 
 第1戦を勝利したチームが優位に試合を運べるのは当然で、どの角度から考えても、G大阪の苦しい立場は変わらない。しかし、長谷川体制のG大阪は、そんな苦境を幾度となく潜り抜けてきた。
 
 昨季は降格圏に沈みながら、歴史的な快進撃を遂げて三冠を達成。今季もリーグ戦やACLで何度も劇的な勝利を挙げた。もともとチャンピオンシップに滑り込んだのも、リーグ最終節を終えてからだった。
 
 “土壇場力”や“瀬戸際力”は、現在のG大阪の代名詞なのだ。追い込まれれば追い込まれるほど底力を発揮するチームであり、丹羽もこんな風に表現している。
 
「優勝するには絶好のシチュエーションになった。ここで優勝したらガンバ大阪の真の力を証明できる」

12月5日のチャンピオンシップ決勝第2戦、G大阪が年間優勝するには、少なくとも広島から2ゴールが必要になる。

画像を見る

【関連記事】
【G大阪】歴史に残る「90+6分の悪夢」。万博の悲劇を招いたのは――今野泰幸の“あるプレー”だった
連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】“奇妙なゴール”が象徴するレベルの低いチャンピオンシップ
【広島】劇的決勝弾でヒーローの柏好文が待ち望んでいた優勝争い「俺はこういう想いをするために広島に来た」
【JリーグCSマッチレポート】驚愕のラスト15分のドラマ! 広島がロスタイムの2発で第1戦を制す
【JリーグCS|採点&寸評】G大阪×広島|決勝点を挙げた柏は、スタメン以上の輝き。G大阪は退場劇の後に「慌ててしまった」(今野)

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ