17位には名門ボカの技巧派SBが
17位:バレンティン・バルコ
(ボカ/アルゼンチンU-20代表/2004年7月23日生まれ)
近年、その重要性がクローズアップされるようになったとはいえ、サッカーにおいては地味なポジションとされる左SBが本職だ。しかし卓越したテクニックに定評があり、そのレベルはエンガンチェ(トップ下)の選手と比べても遜色ない。一見すると、小柄でフィジカルが弱そうだが、スピードがあり持久力にも優れている。
サイドで上下動を繰り返す際に発揮されるのがテクニックだ。ライン際を深く抉り、鋭いクロスを折り返したかと思えば、ドリブルで中央へ切り込み、フィニッシュに持ち込むといった具合にプレーの幅は広い。
南米屈指の人気を誇るボカで定位置を確保しているだけあってパーソナリティーも十分で、物術じせず、18歳らしからぬふてぶてしさも魅力のひとつだ。カーニョ(股抜き)などの技もさらりとこなす。
すでにヨーロッパの複数のクラブから声がかかっている技巧派左SBの前途には、大きな可能性が広がっている。
(ボカ/アルゼンチンU-20代表/2004年7月23日生まれ)
近年、その重要性がクローズアップされるようになったとはいえ、サッカーにおいては地味なポジションとされる左SBが本職だ。しかし卓越したテクニックに定評があり、そのレベルはエンガンチェ(トップ下)の選手と比べても遜色ない。一見すると、小柄でフィジカルが弱そうだが、スピードがあり持久力にも優れている。
サイドで上下動を繰り返す際に発揮されるのがテクニックだ。ライン際を深く抉り、鋭いクロスを折り返したかと思えば、ドリブルで中央へ切り込み、フィニッシュに持ち込むといった具合にプレーの幅は広い。
南米屈指の人気を誇るボカで定位置を確保しているだけあってパーソナリティーも十分で、物術じせず、18歳らしからぬふてぶてしさも魅力のひとつだ。カーニョ(股抜き)などの技もさらりとこなす。
すでにヨーロッパの複数のクラブから声がかかっている技巧派左SBの前途には、大きな可能性が広がっている。
16位:ウーゴ・フェリックス
(ベンフィカU-23/ポルトガルU-19代表/2004年3月3日生まれ)
実兄のジョアン・フェリックスに勝るとも劣らない才能の持ち主だ。ポルト経由ベンフィカの下部組織で研鑽を積むキャリアは兄と同様で、シニアデビューの瞬間を待っている。
俊敏なドリブルとタイミングの良いパスが魅力の小柄なアタッカーは昨シーズン、ベンフィカのユースリーグ初優勝に少なからず買献し、今シーズンは攻撃陣の主力として、ここまで6得点と5アシストを決めている。2列目なら中央・サイドを問わずに対応するが、おそらくベストポジションは10番だ。
ジョアンと仲が良く、ボールボーイだった頃はゴールを決めた彼の元へと駆け寄っては喜びを分かち合っていた。そんな兄とベンフィカで共にプレーするという夢は、3年前にジョアンがアトレティコに入団したことで叶いそうにない。
ただ、兄が「僕ができなかったこともウーゴは簡単にやってのけるんだ」と太鼓判を押す才能が順調に育まれるようなら、ポルトガル代表で共演する日がかならず訪れるはずだ。
●文:ハンス・フォス(フリーランス)、マルコス・ドゥラン(Relevo)、ペドロ・ゴンサウベス(フリーランス)
●翻訳:青木裕子、下村正幸、井川洋一
●協力:ロベルト・ロッシ、片野道郎
※『ワールドサッカーダイジェスト』2023年1月19日号より加筆・修正
(ベンフィカU-23/ポルトガルU-19代表/2004年3月3日生まれ)
実兄のジョアン・フェリックスに勝るとも劣らない才能の持ち主だ。ポルト経由ベンフィカの下部組織で研鑽を積むキャリアは兄と同様で、シニアデビューの瞬間を待っている。
俊敏なドリブルとタイミングの良いパスが魅力の小柄なアタッカーは昨シーズン、ベンフィカのユースリーグ初優勝に少なからず買献し、今シーズンは攻撃陣の主力として、ここまで6得点と5アシストを決めている。2列目なら中央・サイドを問わずに対応するが、おそらくベストポジションは10番だ。
ジョアンと仲が良く、ボールボーイだった頃はゴールを決めた彼の元へと駆け寄っては喜びを分かち合っていた。そんな兄とベンフィカで共にプレーするという夢は、3年前にジョアンがアトレティコに入団したことで叶いそうにない。
ただ、兄が「僕ができなかったこともウーゴは簡単にやってのけるんだ」と太鼓判を押す才能が順調に育まれるようなら、ポルトガル代表で共演する日がかならず訪れるはずだ。
●文:ハンス・フォス(フリーランス)、マルコス・ドゥラン(Relevo)、ペドロ・ゴンサウベス(フリーランス)
●翻訳:青木裕子、下村正幸、井川洋一
●協力:ロベルト・ロッシ、片野道郎
※『ワールドサッカーダイジェスト』2023年1月19日号より加筆・修正