カタール・ワールドカップ制覇に多大な貢献を果たしたリオネル・メッシは、今年2月の『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』で最優秀選手賞に輝いたように、いまなお当代屈指のタレントでありつづけている。ただ、その生けるレジェンドもまもなく36歳だ。
今回は「次世代最強ランキング」40位~31位を紹介しよう。
40位:ヨバン・ミロシェビッチ
(ヴォイボディナ/セルビアU-18代表/2005年7月31日生まれ)
22年5月のU-17欧州選手権まで、ミロシェビッチのことはセルビアの一部のフットボール関係者しか知らなかった。その長身ストライカーが、イスラエルでの大会開幕と同時に旋風を巻き起こす。ベルギーとの初戦の88分にPKで同点ゴールを決めると、そこからチームが敗退したオランダとの準決勝まで5試合連続ゴールを記録。大会得点王に輝き、一躍欧州中のスカウトから熱視線を集める存在となった。
大柄ながら足下のテクニックに優れ、非凡な得点感覚だけでなく、前線でボールを収め、中盤に下りて組み立てに手を貸せば、バイエルンのミュラーのような神出鬼没な動きでDFを攪乱する。高い打点から叩きつけるヘディングはもちろん、右足のキックも正確かつ強力だ。23年夏に満了するクラブとの契約を更新する兆候が見られず、レッドスターやシュツットガルトといった国内外の有カクラブへのステップアッブが噂されている。
39位:ガラン・クオル
(ハーツ/オーストラリア代表/2004年9月15日生まれ)
18歳でW杯に出場したオーストラリアの怪物FWが、ニューカッスル入り(その後スコットランド1部のハーツへレンタル)。チャンスメークも得意で、ペナルティーエリア付近で複数の選択肢を持つなどポテンシャルが高い。
【動画】オーストラリア代表クオルのプレー集