広島――交代の札が見事に機能。指揮官の手腕は評価に値する。

【警告】G大阪=長沢(19分)、大森(33分) 広島=森﨑(58分)、塩谷(61分)、清水(87分)
【退場】G大阪=オ・ジェソク(86分) 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】柏 好文(広島)
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
24分、宇佐美のシュートを横っ飛びで防ぎ、ピンチを回避。失点はDFのミスと混戦からの一撃で、GKとしてはほぼノーチャンス。相手の波状攻撃に晒されても慌てず、安定したパフォーマンスを見せた。
DF
19 佐々木翔 6.5
長身の長沢相手に空中戦の強さを見せるも、バックパスがズレて相手に先制点を献上。展開力で水本との差を感じさせたが、後半アディショナルタイムの同点弾でマイナス要素は一気に吹き飛んだ。
5 千葉和彦 6
広範囲に動いて相手のプレスをいなしながら、縦パスを撃ち込む形を徹底。43分、安易にボールを取りに行き、宇佐美にかわされた場面はヒヤリとしたが、大事には至らなかった。
33 塩谷 司 6
序盤のトラップミスで慎重になりすぎたか、エンジンがかかるのに少し時間を要した。それでも、終盤にはミドルシュートでゴールを脅かすなど攻撃にアクセントを加え、大逆転勝利を陰で演出。
MF
6 青山敏弘 6
思うように中盤でボールを受けられず、持っても一瞬で四方を囲まれて苦戦したが、絶妙な浮き球で佐々木のヘッドを引き出すなど要所は抑えた。
8 森﨑和幸 6
判断ミスで佐々木のバックパスをお見合いしてしまい、まさかの失点。ただ、85分にはゴール前のピンチで身体を投げ出してシュートを防ぎ、チームの勝利に貢献した。
9 ドウグラス 6.5
スピードに乗ったカウンターでG大阪を牽制。ファウル覚悟のハードチャージに苦しみながらも、周囲を上手く使いながらチャンスを窺い、柏のクロスを絶妙なヘッドで流し込んだ。
14 ミキッチ 6(69分OUT)
裏のスペースを突いて来る相手に対応すべく、激しく上下動。攻撃の際は前後左右にDFを揺さぶってマークのズレを作り、ゴール前にクロスを供給した。
27 清水航平 6.5(89分OUT)
オ・ジェソクと激しい攻防を展開。鋭いクロスを上げるだけでなく、球際で泥臭く戦い、相手を数的劣勢に立たせた点はターニングポイントになった。
30 柴﨑晃誠 6
本来はボールを引き出してタメを作りたいところで、ボールが出て来なかったが、粘り強くプレーし、最後まで全体のバランスを保った。
FW
11 佐藤寿人 5.5(58分OUT)
17分、右サイドからのクロスにヘッドで合わせるも、シュートは枠外へ。チームは劇的勝利を飾ったが、個人としては丹羽と西野のCBコンビに苦しめられた。
交代出場
FW
29 浅野拓磨 6.5(58分IN)
相手を背負ってボールを受けても、激しい寄せで簡単に前を向けないなか、カウンターからのポスト直撃シュートでゴールの起点になった。
MF
18 柏 好文 8(69分IN)
サブからの出場となったが、スタメン以上の輝き。相手がひとり少なくなった瞬間に攻撃の圧力を高め、ドウグラスの同点弾をアシストし、さらに広島サポーターを歓喜の渦へと誘う決勝点を沈めた。
MF
16 山岸 智 -(89分IN)
チームの命運をかけて登場。直接ゴールに絡むことはなかったが、左サイドからの仕掛けで相手の陣形を崩し、決勝ゴールを生む呼び水となった。
監督
森保 一 6.5
57分と早い時間帯で浅野を投入し、さらに柏、山岸と最後まで勝利を狙う采配。チーム力を結集させたゲーム運びは評価に値する。
取材・文●G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 林 卓人 6
24分、宇佐美のシュートを横っ飛びで防ぎ、ピンチを回避。失点はDFのミスと混戦からの一撃で、GKとしてはほぼノーチャンス。相手の波状攻撃に晒されても慌てず、安定したパフォーマンスを見せた。
DF
19 佐々木翔 6.5
長身の長沢相手に空中戦の強さを見せるも、バックパスがズレて相手に先制点を献上。展開力で水本との差を感じさせたが、後半アディショナルタイムの同点弾でマイナス要素は一気に吹き飛んだ。
5 千葉和彦 6
広範囲に動いて相手のプレスをいなしながら、縦パスを撃ち込む形を徹底。43分、安易にボールを取りに行き、宇佐美にかわされた場面はヒヤリとしたが、大事には至らなかった。
33 塩谷 司 6
序盤のトラップミスで慎重になりすぎたか、エンジンがかかるのに少し時間を要した。それでも、終盤にはミドルシュートでゴールを脅かすなど攻撃にアクセントを加え、大逆転勝利を陰で演出。
MF
6 青山敏弘 6
思うように中盤でボールを受けられず、持っても一瞬で四方を囲まれて苦戦したが、絶妙な浮き球で佐々木のヘッドを引き出すなど要所は抑えた。
8 森﨑和幸 6
判断ミスで佐々木のバックパスをお見合いしてしまい、まさかの失点。ただ、85分にはゴール前のピンチで身体を投げ出してシュートを防ぎ、チームの勝利に貢献した。
9 ドウグラス 6.5
スピードに乗ったカウンターでG大阪を牽制。ファウル覚悟のハードチャージに苦しみながらも、周囲を上手く使いながらチャンスを窺い、柏のクロスを絶妙なヘッドで流し込んだ。
14 ミキッチ 6(69分OUT)
裏のスペースを突いて来る相手に対応すべく、激しく上下動。攻撃の際は前後左右にDFを揺さぶってマークのズレを作り、ゴール前にクロスを供給した。
27 清水航平 6.5(89分OUT)
オ・ジェソクと激しい攻防を展開。鋭いクロスを上げるだけでなく、球際で泥臭く戦い、相手を数的劣勢に立たせた点はターニングポイントになった。
30 柴﨑晃誠 6
本来はボールを引き出してタメを作りたいところで、ボールが出て来なかったが、粘り強くプレーし、最後まで全体のバランスを保った。
FW
11 佐藤寿人 5.5(58分OUT)
17分、右サイドからのクロスにヘッドで合わせるも、シュートは枠外へ。チームは劇的勝利を飾ったが、個人としては丹羽と西野のCBコンビに苦しめられた。
交代出場
FW
29 浅野拓磨 6.5(58分IN)
相手を背負ってボールを受けても、激しい寄せで簡単に前を向けないなか、カウンターからのポスト直撃シュートでゴールの起点になった。
MF
18 柏 好文 8(69分IN)
サブからの出場となったが、スタメン以上の輝き。相手がひとり少なくなった瞬間に攻撃の圧力を高め、ドウグラスの同点弾をアシストし、さらに広島サポーターを歓喜の渦へと誘う決勝点を沈めた。
MF
16 山岸 智 -(89分IN)
チームの命運をかけて登場。直接ゴールに絡むことはなかったが、左サイドからの仕掛けで相手の陣形を崩し、決勝ゴールを生む呼び水となった。
監督
森保 一 6.5
57分と早い時間帯で浅野を投入し、さらに柏、山岸と最後まで勝利を狙う采配。チーム力を結集させたゲーム運びは評価に値する。
取材・文●G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。