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金田喜稔がウルグアイ戦を斬る!「ボールを大事にしすぎでフィニッシュの回数が少ない。同点弾の西村はJのプライドを見せた」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2023年03月25日

三笘と伊東のクオリティはさすが

ウルグアイ戦は1-1のドローに終わった森保ジャパン。ある程度ボールを保持しながらも、あまり決定機を生み出せなかった。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 トップ下に入った鎌田は、ポテンシャルは絶対的に高いはずなので、それをチームでどう活かすか。今回の試合では、鎌田と周囲の選手に距離がありすぎて、なかなか鎌田に良い形でボールを預けられなかった。ボールを受けても距離感が遠いので、周りを使えず、攻撃が止まってしまうシーンがあったよね。孤立感がすごくあった。そういったコンビネーションを今後の積み重ねで強化していかないといけない。

 また、相変わらず三笘と伊東のクオリティはさすがだった。世界の強豪国に脅威を与えられるのはこの2人。だからこそ、この両サイドのキープレーヤーをどう活かすかが重要だ。

 個の力で突破ができるので、相手は絶対にケアせざるを得ない。三笘と伊東が厳しいマークに遭って抑えられた時に、周りの選手が攻撃のバリエーションを増やしてくれれば、もっと左右を自由に崩せると思う。

 伊東と三笘がいるのは日本の武器なのは間違いない。世界の強豪国相手にも通用する能力を持っている2人がサイドにいる優位性を活かしてほしい。彼らを中心に考えた戦術を構築してもいいくらいだよ。
 
 とにかく、前提としてアタッキングサードでの崩しから、しっかりフィニッシュで終わること。そして、ディフェンスラインからのビルドアップの精度をさらに高めて、ボールをキープして、相手のスタミナを消耗させる戦い方で勝てるチームにならないといけない。ポゼッションを高めないと世界で継続的に勝つのは難しいからね。

 ワールドカップでもポゼッション率が低かったのが課題だったわけだから、28日のコロンビア戦は、そこを高めつつ、勝ち切ってほしい。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、65歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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