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シャドー? ボランチ? 鎌田大地は「監督が決めること」ときっぱり。下がり目で配球や落ち着かせ役を担うのも有効ではないか

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年03月21日

一列下がることで、どのような変化がもたらされるか

今季のフランクフルトでは主にボランチでプレーする鎌田。(C)Getty Images

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「ポジションに関しては監督が決めること。僕は中盤から前はある程度、どこでもできると前から言っている。僕がどうこうじゃなくて、監督が決めることだと思います」

 鎌田本人は淡々とこう語っているが、以前は「高い領域を目ざすなら6番(ボランチ)が一番いい」と発言したこともある。「それはあくまでクラブの話。代表だと選手も違うし、兼ね合いの部分もある」とも鎌田自身はコメントしたが、当面、代表ではボランチに据えて、継続的に使ってみるのも一案ではないか。

 日本代表のボランチ陣は、新キャプテンの有力候補である遠藤航(シュツットガルト)を筆頭に、守田英正(スポルティング・リスボン)、田中碧(デュッセルドルフ)というカタールW杯経験者の3人が揃っており、「彼らを回せばいい」という考え方もあるだろう。

 けれども、鎌田がそこに加わることで攻撃のバリエーションは確実に広がる。もちろん相手との力関係にもよるが、遠藤のように守備能力の高い選手とのコンビなら、より中盤での組み立てや展開、3列目からの飛び出しを発揮できる可能性が高い。
 
 さらに言うと、2列目には伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)や三笘、堂安律(フライブルク)、久保建英(レアル・ソシエダ)、中村といったクラブで活躍しているアタッカーの面々が揃っている。浅野拓磨(ボーフム)や前田大然(セルティック)も所属先では2列目で使われていて、シャドーやサイドで起用できる。そう考えれば、戦力的にはかなり充実しているのだ。

 3バックか4バックかにもよるが、スピードと推進力あるメンバーを前目に配置して、鎌田は下がり目で配球や落ち着かせ役を担うというのも有効ではないか。彼自身が得点に絡んでいくチャンスもあるはずだ。そのあたりは自身も代表で2列目と3列目の両方を担った経験のある名波浩コーチを中心に見極めていくことになりそうだ。

 これまでの4年間はトップ下を主戦場にしてきた鎌田。彼が一列下がることによって、どのような変化がもたらされるか。それをじっくり見てみたい気がする。さしあたって今回の3月シリーズは思い切ったトライがあってもいい。森保一監督の采配に期待したいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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