慢心も過信もなく兜の緒を締める丹羽。広島戦に向けて「今から戦いは始まっている」。
浦和戦では23本ものシュートを浴びたが、最終的に1失点に抑え込んだ。それもCKの流れから許したものであり、丹羽は「流れのなかで失点はなかったし、最後のところで僕がしっかり弾き返せばいいと思っていた。そういう意味で自分の仕事はできたと思う」と胸を張った。
負傷を抱える岩下に代わり、22歳の西野がCBの一角で出場したなか、先輩の丹羽が冷静に最終ラインを統率。ディフェンスリーダーとして、最後まで組織をまとめ上げた。
「延長戦に入った後も、自分では1メートル、10センチぐらいのラインコントロールをやっていたつもり。サッカーを分かっている人は、その部分を見てくれると思う。それが浦和に対してボディーブローのように効いた」
今季のG大阪は、ACLでベスト4、ナビスコカップで準優勝に終わっており、ここ一番で勝利を逃してきた。そこから一転、リーグ最終節に勝利して年間3位に滑り込むと、アウェーでのCS準決勝・浦和戦も競り勝つなど、昨季のような“瀬戸際力”が戻りつつある。
「ACLとナビスコカップの教訓を今日の試合に活かせた。勢いに乗れる勝ち方でしたし、浦和のホームで勝つのは気持ちいいこと。(CS決勝第1戦まで)中3日ですけど、まずは回復だけ考える」
そう口にして広島戦を見据える丹羽は、慢心も過信もなく兜の緒を締めるのだ。
「今から戦いは始まっている。水曜日の夜7時半には万全の状態で臨めるようにしたい」
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
負傷を抱える岩下に代わり、22歳の西野がCBの一角で出場したなか、先輩の丹羽が冷静に最終ラインを統率。ディフェンスリーダーとして、最後まで組織をまとめ上げた。
「延長戦に入った後も、自分では1メートル、10センチぐらいのラインコントロールをやっていたつもり。サッカーを分かっている人は、その部分を見てくれると思う。それが浦和に対してボディーブローのように効いた」
今季のG大阪は、ACLでベスト4、ナビスコカップで準優勝に終わっており、ここ一番で勝利を逃してきた。そこから一転、リーグ最終節に勝利して年間3位に滑り込むと、アウェーでのCS準決勝・浦和戦も競り勝つなど、昨季のような“瀬戸際力”が戻りつつある。
「ACLとナビスコカップの教訓を今日の試合に活かせた。勢いに乗れる勝ち方でしたし、浦和のホームで勝つのは気持ちいいこと。(CS決勝第1戦まで)中3日ですけど、まずは回復だけ考える」
そう口にして広島戦を見据える丹羽は、慢心も過信もなく兜の緒を締めるのだ。
「今から戦いは始まっている。水曜日の夜7時半には万全の状態で臨めるようにしたい」
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)