「ソシエダの攻撃はクボが中心」周囲の不調でマークが集中も…久保建英の違いを作るプレーを番記者が賞賛。観客は「タケを下げるなら、家に帰る」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2023年03月08日
大一番を前にタケは希望の星になっている
この日、一番のプレーは前半アディショナタイムに生まれた。ボールを奪うやパスを繰り出し、オジャルサバルがスルー。カルロス・フェルナンデスがストライカーらしい動きからフィニッシュに持ち込み、飛び出してきたGKヘレミアス・レデスマが届かないコースを狙ったが、シュートを放つ前に足を滑らせてしまったのが響き、惜しくも枠を捉えられなかった。
後半に入っても、タケは攻撃を牽引し続けた。51分に繰り出したスルーパスは、スキルとインテリジェンスの高さを裏付けるプレーだったが、オジャルサバルは懸命に体を投げ出して足を伸ばすもわずかに届かなかった。
後半に入っても、タケは攻撃を牽引し続けた。51分に繰り出したスルーパスは、スキルとインテリジェンスの高さを裏付けるプレーだったが、オジャルサバルは懸命に体を投げ出して足を伸ばすもわずかに届かなかった。
さらにタケの不屈の精神力が発揮されたのは後半アディショナルタイム。モハメド=アリ・ショのパスを受けると左足を一閃したが、レデスマにセーブされた。 時計の針は102分を指していた。
試合はそのままタイムアップ。ソシエダにとっては痛恨のスコアレスドローとなった。
9日に行なわれるヨーロッパリーグのラウンド16で、ソシエダはイタリアの強豪ローマと対戦する。本来のプレーを取り戻すことが先決だが、じりじりするような展開が続いたカディス戦、後半の残り15分を切った頃、観客の1人が、「イマノル(アルグアシル監督)がタケを下げるなら、私は家に帰るよ」とつぶやいた。大一番を前にタケはチュリウルディンの希望の星になっている。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
試合はそのままタイムアップ。ソシエダにとっては痛恨のスコアレスドローとなった。
9日に行なわれるヨーロッパリーグのラウンド16で、ソシエダはイタリアの強豪ローマと対戦する。本来のプレーを取り戻すことが先決だが、じりじりするような展開が続いたカディス戦、後半の残り15分を切った頃、観客の1人が、「イマノル(アルグアシル監督)がタケを下げるなら、私は家に帰るよ」とつぶやいた。大一番を前にタケはチュリウルディンの希望の星になっている。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸