【CLポイント解説】ポグバらユーベの中盤がマンチェスター・Cを圧倒

カテゴリ:メガクラブ

神尾光臣

2015年11月26日

素早い帰陣と精密なゾーンの形成でスペースを潰す。

前半終了間際にはマルキージオの不用意なパスをかっさらったアグエロがビッグチャンスを迎えたが、ブッフォンが慌てず対処した。(C)Getty Images

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■ポイント2
運動量豊富なMF陣が見せたインテンシティー

 
 比較的早い段階で先制に成功したユーベだが、次の問題はマンチェスター・Cの圧力に耐えていかにゲームの流れを掌握するか。そのうえでポグバ、マルキージオ、そしてストゥラーロの果たした仕事は、質・量ともに大きな意味があった。
 
 スピーディーな相手攻撃陣に対して、素早い帰陣と精密なゾーンの形成でスペースを潰す。そしてボールを奪えば、トゥーレ・ヤヤやフェルナンジーニョのプレスに耐えながら細かくパスを繋いだ。
 
 とくに後半、この中盤トリオは高いインテンシティーで中盤を走り回り、試合の主導権を完全にユーベに手繰り寄せた。
 
 
■ポイント3
いずれも仕事を果たしたユーベFW陣

 
 今夏に退団したテベスの穴を埋められず、批判の対象となっていた今シーズンのユーベ攻撃陣。しかし、この日は新戦力のマンジュキッチとディバラの奮闘が光った。
 
 マンジュキッチはクロスボールに素早く反応して先制点。ゴールこそなかったディバラも、効果的なパスワークで中盤を助けた。
 
 さらに途中出場のモラタは、絶対的なスピードで相手のCB陣を振り回す。数度あったカウンターのチャンスを決め切れていれば、もっと楽に試合も決められたはずだ。
 
 今シーズンはチームの形が定まらず、批判の多かったユーベ。しかし、昨シーズンのCLファイナリストは、気が付けば4大リーグのクラブが揃った激戦グループDの首位に立った。新戦力を確実に取り込みながら、着実に調整を上げつつある。
 
文:神尾光臣
 
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