バルベルデがプレーすると、ピッチが狭く見えるとよく言われる
アンチェロッティ監督は、昨シーズン終盤、バルベルデに居場所と役割を与えた。そのためにチームを再構築して右サイドのポジションを用意。リバプールとのCL決勝をはじめ、重要な試合でスタメンに抜擢した。今シーズン、バルベルデが眩い輝きを放っているのは、自信を持ってプレーできる環境を提供し、潜在能力を開花させたアンチェロッティ監督の手腕の賜物でもある。
バルベルデがプレーすると、ピッチが狭く見えるとよく言われる。しかしそれもフットボーラーとしての自身のスケールの大きさを認識したことによる自信の表れと捉えることもできる。
数多くの資質を持っていても、散発的にしか発揮できなかった姿はもうない。この数か月の間に、その一つ一つを順序立てて整理し、選手としての洗練さとソリッドさを高めた。もちろん縦横無尽に駆け回るダイナモぶりは健在だ。
つまるところバルベルデは自らのMF像を確立したのだ。試合を重ねるごとに完全無欠ぶりに磨きがかかるそのプレーはまるでサイクロンのようでもある。マドリーにとっては何とも頼もしい、対戦相手にとっては恐ろしい選手が誕生した。
文●サンティアゴ・セグロラ
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
数多くの資質を持っていても、散発的にしか発揮できなかった姿はもうない。この数か月の間に、その一つ一つを順序立てて整理し、選手としての洗練さとソリッドさを高めた。もちろん縦横無尽に駆け回るダイナモぶりは健在だ。
つまるところバルベルデは自らのMF像を確立したのだ。試合を重ねるごとに完全無欠ぶりに磨きがかかるそのプレーはまるでサイクロンのようでもある。マドリーにとっては何とも頼もしい、対戦相手にとっては恐ろしい選手が誕生した。
文●サンティアゴ・セグロラ
翻訳●下村正幸
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