「5大リーグからCLに出た日本人ボランチはまだ誰もいない」
2021年10月のW杯最終予選大一番のオーストラリア戦で先制点を叩き出し、スペイン戦でもゴールを奪った“もってる男”が、今季ブンデス2部ではまだ1ゴールというのは確かに物足りない。チーム全体で見ても今季の総得点が32というのは、上位6位以内では最小。だからこそ、より1点の重みが大きい。それを自ら奪えるようになりたいと24歳は今、渇望しているのだ。
「今、ポカールを入れて1ゴール・3アシストなんで、最終的に二桁のスコアポイントまで持っていきたいと思ってます。正直、チャンスを全部決めてれば、今頃はゴール数も5~6点になってますよね。ニュルンベルク戦でもそういうチャンスがあった。ここから残り14試合で1試合・1ポイントずつ稼げれば十分クリアできる。ゴール以外の部分に関しては問題ないし、自分としてもいいと思ってるので、そこの自信をつけたいです」
そこまでゴールに強いこだわりを持つのも、やはり「圧倒的な違い」を身に着けたいからに他ならないだろう。ボランチはもともと記録や数字が残りにくいポジションではあるが、遠藤航(シュツットガルト)はデュエル王という看板で強烈なインパクトを残したし、守田英正(スポルティング)も今季リーグ5ゴールと気を吐いている。そういった代表の先輩たちの一挙手一投足が刺激になっている部分もあるはずだ。
「今も違いは出してはいますけど、数字的なものがついてくれば、もっと分かりやすい。残り3~4か月はそこを追い求めてやりたいと思ってます」
「今、ポカールを入れて1ゴール・3アシストなんで、最終的に二桁のスコアポイントまで持っていきたいと思ってます。正直、チャンスを全部決めてれば、今頃はゴール数も5~6点になってますよね。ニュルンベルク戦でもそういうチャンスがあった。ここから残り14試合で1試合・1ポイントずつ稼げれば十分クリアできる。ゴール以外の部分に関しては問題ないし、自分としてもいいと思ってるので、そこの自信をつけたいです」
そこまでゴールに強いこだわりを持つのも、やはり「圧倒的な違い」を身に着けたいからに他ならないだろう。ボランチはもともと記録や数字が残りにくいポジションではあるが、遠藤航(シュツットガルト)はデュエル王という看板で強烈なインパクトを残したし、守田英正(スポルティング)も今季リーグ5ゴールと気を吐いている。そういった代表の先輩たちの一挙手一投足が刺激になっている部分もあるはずだ。
「今も違いは出してはいますけど、数字的なものがついてくれば、もっと分かりやすい。残り3~4か月はそこを追い求めてやりたいと思ってます」
その先にデュッセルドルフの1部昇格があれば理想的。目下、彼らは自動昇格圏内の2位ハンブルクとは9差と大きく離れているが、入替戦圏内の3位ハイデンハイムとの差は5。こちらはまだ射程圏内だと考えていい。ここから連勝街道を驀進し、最高峰リーグ参戦への権利を自ら掴むことができれば、先輩・板倉滉(ボルシアMG)のような成功ロードを歩むことも夢ではない。
「今、僕にとって大事なのは、昇格のかかる緊張感のある中でやって、チームが勝つことだと思うんです。去年、滉君がシャルケでやって昇格させた結果、ボルシアMGに行けたわけなんで、昇格争いに加わって、それなりのパフォーマンスをしていけば、可能性はいくらでもあるのかなと感じてます。
僕の目標は欧州5大リーグのクラブに所属してCL(チャンピオンズリーグ)に出ること。守田君はスポルティングで出ましたけど、僕は5大リーグから出たい。それをやった日本人ボランチはまだ誰もいないんです。日常とCLという両方高いレベルでやることは1番の理想像。そこにステップアップする足がかりを築くためにも、ここからの残り3~4か月が本当に重要なんで、継続していきたいと思います」
3年後の北中米W杯で自分がバケモノになるためには、できることなら今夏の移籍市場でブンデス1部以上のリーグに到達していたいところ。常にサッカーに真摯に向き合い続けてきた田中なら自らの力で困難を切り拓けるかもしれない。そうなるように、まずはデュッセルドルフで自己研鑽を続けるしかない。
彼はここからどのような軌跡を描いていくのか。さしあたって、今季スコアポイントを二桁に乗せるという目標の達成だ。そのために1つ1つゴールとアシストを積み上げていくことが肝要だ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【PHOTO】ワールドクラスの美女サポーターずらり! スタジアムを華やかに彩る麗しきファン厳選ショット!
【PHOTO】三笘の1ミリ、メッシ涙の大会初制覇、ボノ連続PKストップ…カタール・ワールドカップの名場面を厳選ショットで紹介!
「今、僕にとって大事なのは、昇格のかかる緊張感のある中でやって、チームが勝つことだと思うんです。去年、滉君がシャルケでやって昇格させた結果、ボルシアMGに行けたわけなんで、昇格争いに加わって、それなりのパフォーマンスをしていけば、可能性はいくらでもあるのかなと感じてます。
僕の目標は欧州5大リーグのクラブに所属してCL(チャンピオンズリーグ)に出ること。守田君はスポルティングで出ましたけど、僕は5大リーグから出たい。それをやった日本人ボランチはまだ誰もいないんです。日常とCLという両方高いレベルでやることは1番の理想像。そこにステップアップする足がかりを築くためにも、ここからの残り3~4か月が本当に重要なんで、継続していきたいと思います」
3年後の北中米W杯で自分がバケモノになるためには、できることなら今夏の移籍市場でブンデス1部以上のリーグに到達していたいところ。常にサッカーに真摯に向き合い続けてきた田中なら自らの力で困難を切り拓けるかもしれない。そうなるように、まずはデュッセルドルフで自己研鑽を続けるしかない。
彼はここからどのような軌跡を描いていくのか。さしあたって、今季スコアポイントを二桁に乗せるという目標の達成だ。そのために1つ1つゴールとアシストを積み上げていくことが肝要だ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【PHOTO】ワールドクラスの美女サポーターずらり! スタジアムを華やかに彩る麗しきファン厳選ショット!
【PHOTO】三笘の1ミリ、メッシ涙の大会初制覇、ボノ連続PKストップ…カタール・ワールドカップの名場面を厳選ショットで紹介!