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電撃移籍の真相。原口元気はなぜ2位ウニオンから残留争いのクラブに新天地を求めたのか? ブンデス初陣は敗戦も「楽しい」と充実感【現地発】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月06日

ウニオンでは仕事量の少なさに危惧

遠藤の存在も刺激に。“やりがい”を求め、個の能力を引き上げることに注力する。写真:元川悦子

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「たぶん、この出来でウニオンでやってたら、勝手に勝ってた。今日のシュツットガルトは球際でも勝っていたし、ミスも少なかったし、シュート数も倍近く打っているから。それでも勝ててない。結局、ウニオンが何で勝つかって言ったら、決め手のある選手がいるから。ブレーメンもそうでしたよね。自分もハードワークしたけど、チームの勝利につなげられないのは悔しいですね」と、原口は新天地最初のリーグ戦で厳しい現実に直面した様子だ。

 それでも、彼は「でも楽しい」と何度も繰り返した。それは一体、なぜなのか。31歳は電撃移籍に至った本音を打ち明けた。

「ここでは、たくさんボールに触れますし。ウニオンでは高い位置を取りつつ、セカンドボールを拾ってっていうのが主な仕事だったんで、いわゆる『自分の仕事量』が少なかった。そこは個人的にすごく危惧していたところでした。
 
 だから、僕はやりがいを求めて、ここに来た。正直言って、キャリア的には来る必要はなかったと思います。ウニオンもビックリしていたし、何度も止められました。でも自分が監督とGMに話して説明して、理解してもらって移籍してきた。ウニオンにも感謝だし、チャンスをくれたシュツットガルトにも感謝なので。今、苦しいですけど、楽しみながらレベルアップして、チームをよくしていきたいな」

 彼の言うように、目下、リーグで2位につけるウニオンに残っていたほうが、より高いキャリアを描ける可能性があったのは確かだろう。ウニオンはここからELの決勝トーナメントに参戦するし、来季のCL出場権獲得も濃厚だ。熾烈なポジション争いにさらされ、コンスタントに出場できないことも多かったが、誰かが怪我をすれば恒常的にレギュラーという状況も考えられた。

 その恵まれた状況を棒に振ってまで、2部降格危機のシュツットガルトでやりたかったのは、ズバリ、個の能力を引き上げること。特に遠藤の爆発的な成長曲線を目の当たりにしたことで、「自分は環境を変えたほうがいい」と確信したというのだ。
 
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