【移籍マーケット最新事情】宇佐美が欧州再挑戦? 複数のドイツクラブが調査中

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェスト編集部

2015年11月17日

移籍金は少なく見積もって2~3億円。フランクフルトやシュツットガルトが獲得に動くとの情報も。

再び欧州で揉まれてレベルアップし、代表でも定位置を確保する。宇佐美がそんな考えを持っていても不思議ではない。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 関係者からの情報を総合すると、G大阪との契約期間は17年シーズンまで、残り2年と見られる。だが海外移籍に限っては、優先的に交渉が進められる条件のようだ。仮に移籍となれば、違約金は少なく見積もっても2~3億円。実際はそれ以上の金額になるだろう。
 
 二度目の欧州挑戦となる宇佐美が、〝出場機会〞を最優先事項として考えるのは間違いない。まだ正式オファーは届いていないようだが、仮に話が舞い込んだとしても、慎重にクラブを見極める必要があり、商談はすんなりとは進まないだろう。
 
 今夏にはポルトガルの強豪ポルトが獲得に乗り出すと現地で報じられた。欧州のクラブ事情に精通する代理人によれば、ドイツのインゴルシュタットがかねてから調査に動いているうえ、大迫勇也が所属するケルン、高原直泰が在籍していたハンブルク、細貝萌がプレーしたアウクスブルクも日本人アタッカーに興味を示しており、宇佐美にいつ触手を伸ばしてもおかしくない状況だ。他リーグでは、オランダのユトレヒトもリストアップしているという。
 
 日本代表で原口元気らと熾烈なポジション争いを繰り広げるなか、今夏にマインツへ移籍した武藤の活躍がとりわけ刺激になっているようだ。協会関係者はこう語る。
 
「口にこそ出しませんが、宇佐美は相当、武藤を意識しているでしょうね。立場的には宇佐美のほうがだいぶ上にいたはずなのに、最近では武藤の名前が欧州に広がり始めて、一気に追い越されてしまった感すらあります。G大阪のチームメイトは、宇佐美がしばらくJリーグでプレーすると思っていたようですが、武藤の活躍を受けて本人は、『俺もやれるはず』『またチャレンジしたい』と、少なからず気持ちが欧州移籍へと傾いているようです」
 
 日本代表のハリルホジッチ監督も海外移籍を後押ししている。代表の合宿中だけに止まらず、G大阪の試合を視察した際にも宇佐美を呼び止め、話し合う姿が目撃されている。関係者によると、その都度、海外移籍を促すような助言をしているという。代表監督からそうした話を度々振られるのは、さらなる成長を期待されている証拠だ。
 
 年末から来年1月まで、欧州の冬季移籍マーケットが開くと同時に、宇佐美には複数のオファーが届くと予想される。フランクフルトやシュツットガルトが獲得に動くとの情報もあるが、出場機会や年俸、環境などの項目を比較検討し、再度大きな決断を下すのか。それとも、来季もG大阪のエースとしてプレーする道を選ぶのか。

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