記者B　どうだろう。本人は移籍に前向きだし、クラブ側もそこまで強く引き留めるつもりはないようだけど、現段階ではこれといったオファーがないみたい。
 
記者A　契約は来年まででしょ？　移籍金をクラブに残す形での移籍を考えているとしたら、早ければ今冬、遅くても来年の夏か。
 
記者B　クラブ側は契約延長を打診するんじゃない？
 
記者A　でも受けないでしょ。まあ、鹿島の中盤は〝柴崎ありき〞で動きが決まってくると思う。
 
記者B　あとは助っ人をふたり獲りに行っているようだけど？
 
記者A　ダヴィを売却してね。
 
記者B　どこに？
 
記者A　大宮か千葉、あるいは甲府か。ダヴィも違約金がかかるから、それを払えるクラブとなると、大宮か千葉だろうね。
 
記者B　大宮はないって聞いているけど。一方で、ダヴィは今季で契約が満了するとも言われるから、どうなんだろう。助っ人で言えば、名古屋はほとんどの外国籍選手を放出するつもりらしい。
 
記者A　体制も変わるし、とりあえず人員整理が先というか、まずは出て行く選手が多くなりそう。
 
記者B　（田中マルクス）闘莉王もそのうちのひとり？
 
記者A　それがよく分からないんだよね。契約を更新して残留するか、移籍するか。いずれにせよ名古屋を含め、１億円以上の年俸を払えるクラブがない限り、引退という選択肢もあるかもしれない。
 
記者B　でも来季の強化にはそれなりの資金を投入するつもりでしょ？
 
記者A　そうみたい。レオ・シルバ（新潟）あたりを狙うとか。
 
記者B　何人かの助っ人を放出するし、まずは外国人枠を埋めるつもりか。レオ・シルバの違約金は、おそらく３億ぐらい？
 
記者A　そうだね。以前に比べると低い設定だけど、とりあえず新潟は売りたがっているようだから。今が売り時じゃないかな。
 
記者B　名古屋はフロントが一枚岩になっていないという噂を聞くけど、実際どうなの？
 
記者A　なにかしらの衝突はあると見ている。それが本当で表面化してくれば、ピッチ上にも悪い影響を及ぼすだろうね。
 
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　さらに、ふたりのマル秘トークは、若返りを図る浦和や、新監督招聘が噂されるFC東京、欧州再挑戦の可能性があるG大阪の宇佐美にも及び――。続きは、現在発売中のサッカーダイジェスト11月26日号「先取り 冬のマーケット注目銘柄30」でお楽しみください。