リーグ戦は6試合連続失点中。目につく西川のビッグセーブに救われた試合。
興梠が10月3日の13節・鳥栖戦で1-1の引き分けに終わったあと、ふと漏らしたひと言がある。
「『周作頼み』。(勝敗を左右しているのは)周作が止めるかどうかのところに懸かってしまっている」
西川に負担が掛かり過ぎ、西川のビッグセーブがなければ負けていたという展開だった――というのだ。確かに、最近のリーグ戦は守備が安定していない。6試合連続で失点を喫している。
しかも、最近の鳥栖戦(△1-1)、G大阪(●1-2)、FC東京戦(○4-3)、そして今回の川崎戦(△1-1)と、興梠の言葉がピタリ当てはまるような『周作頼み』の展開が続いてしまっている。
もちろん今回の川崎戦、引き分けに持ち込めたのは“踏ん張れていた”とも言える。というのも、アクシデントと言える怪我人が相次ぎ、最後は那須が負傷をおしてまでピッチに立ち続けた(その負傷の程度が心配ではあるが……)。
そう考えれば、大久保が不在だったとはいえ川崎相手に引き分けたのは、妥当な結果だったとも受け止められる。
とはいえ、シーズン終盤に失点が増加する傾向は、なにも今年初めて表出したわけではない。振り返れば、3年連続だ。そして、タイトルを逃してきた重い現実がある。
『周作頼み』になっていることについて、西川自身はどう思っているのか。
「うーん、そうですねえ……」
そう聞かれた西川は、少し時間を置いて考えてから言った。
「僕個人としては、そういうシーンが訪れることはポジティブに捉えているんです。みんなが得点を奪いに行っている時間帯、前に比重が掛かるのは必然的でもある」
「それは自分が後ろにいるのを、信頼してくれているからだと思う。『アイツだと心配だから、後ろを固めないとな』と思われるより、それは嬉しいですよ(笑)」
ただし、チームとしては、やはり課題なのでは?
「僕が目立つ数は確かに少ないほうがいい。でも別に僕が目立つと言っても、数は限られています」
「攻撃的なところが今のレッズの基本的な姿勢であり、貫いてきたところ。今日のようにお互いに攻撃的なチームの対戦だったら、やはりGKが目立つのは決して悪いことではないと思っています。もちろん主導権を握って、最後まで試合をコントロールできるのが理想的ではありますが」
西川は殊勝にそう語った。
「『周作頼み』。(勝敗を左右しているのは)周作が止めるかどうかのところに懸かってしまっている」
西川に負担が掛かり過ぎ、西川のビッグセーブがなければ負けていたという展開だった――というのだ。確かに、最近のリーグ戦は守備が安定していない。6試合連続で失点を喫している。
しかも、最近の鳥栖戦(△1-1)、G大阪(●1-2)、FC東京戦(○4-3)、そして今回の川崎戦(△1-1)と、興梠の言葉がピタリ当てはまるような『周作頼み』の展開が続いてしまっている。
もちろん今回の川崎戦、引き分けに持ち込めたのは“踏ん張れていた”とも言える。というのも、アクシデントと言える怪我人が相次ぎ、最後は那須が負傷をおしてまでピッチに立ち続けた(その負傷の程度が心配ではあるが……)。
そう考えれば、大久保が不在だったとはいえ川崎相手に引き分けたのは、妥当な結果だったとも受け止められる。
とはいえ、シーズン終盤に失点が増加する傾向は、なにも今年初めて表出したわけではない。振り返れば、3年連続だ。そして、タイトルを逃してきた重い現実がある。
『周作頼み』になっていることについて、西川自身はどう思っているのか。
「うーん、そうですねえ……」
そう聞かれた西川は、少し時間を置いて考えてから言った。
「僕個人としては、そういうシーンが訪れることはポジティブに捉えているんです。みんなが得点を奪いに行っている時間帯、前に比重が掛かるのは必然的でもある」
「それは自分が後ろにいるのを、信頼してくれているからだと思う。『アイツだと心配だから、後ろを固めないとな』と思われるより、それは嬉しいですよ(笑)」
ただし、チームとしては、やはり課題なのでは?
「僕が目立つ数は確かに少ないほうがいい。でも別に僕が目立つと言っても、数は限られています」
「攻撃的なところが今のレッズの基本的な姿勢であり、貫いてきたところ。今日のようにお互いに攻撃的なチームの対戦だったら、やはりGKが目立つのは決して悪いことではないと思っています。もちろん主導権を握って、最後まで試合をコントロールできるのが理想的ではありますが」
西川は殊勝にそう語った。